【韓国】現代モービス、仁川で自動運転車の実証事業[車両]

現代モービスは仁川市でレベル4の自動運転車の実証実験を実施する(写真はイメージ、同社提供)

韓国現代自動車グループで部品メーカーの現代モービスは15日、仁川市・松島および永宗島で、特定条件下で人が運転に関わらない「レベル4」の自動運転車の試験走行を実施すると発表した。実証事業は今月から2025年上半期まで行われる。

同社は実証事業に向けて、仁川経済自由区域庁および仁川テクノパークと「スマートモビリティー革新スタートアップ育成協力」に向けた覚書を交わした。同事業には現代モービスのほか、スタートアップや協力会社、研究機関、大学など約20社・機関が参加する。

試験走行は、松島国際都市と永宗島を結ぶ仁川大橋を中心に約60キロメートル区間で行われる。現代モービスによると、高速道路ではない道路で自動運転車が走行できる距離としては異例の長さで、仁川市の積極的な協力により実現したという。

■量産水準への引き上げ目指す

同社は国内の車両用ソフトウエア開発に向けたエコシステム(生態系)の育成とともに、自動運転システムを量産水準まで引き上げることを目標としている。今回の実証を通じて、これまでに確保した自動運転ソリューションを検証する計画だ。

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