【シンガポール】主要港湾都市ランク、6回連続で首位に[運輸]

海事関連の認証サービスを手がけるノルウェーのDNV・GLとコンサルタント会社メノン・エコノミクスが発表した世界の主要港湾都市ランキング(2024年版)で、シンガポールは1位となった。首位は6回連続。全般的に評価が高かった。

DNV・GLは12年から2~3年ごとに同ランキングをまとめている。今回は6回目で、主要50港湾都市を「積み替え・出荷センター機能」「海事金融・法律」「海運関連技術」「港湾物流機能」「魅力・競争力」の5項目で評価し、総合ランキングを作成した。

シンガポールは「積み替え・出荷センター機能」「港湾物流機能」「魅力・競争力」の3項目で引き続き1位、「海運関連技術」で2位、「海事金融・法律」で4位となり、総合評価でトップとなった。

2位はオランダのロッテルダム、3位は英国のロンドンだった。アジアからは上海が4位、東京が7位、韓国の釜山が10位にそれぞれランクインした。前回の22年版で6位だった香港は12位に順位を下げた。

ランキングの作成に携わった海洋専門家らはシンガポールについて、向こう5年はトップの座を維持するとみている。

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