ドナルド・グローバー、アーティスト名チャイルディッシュ・ガンビーノを封印へ

ドナルド・グローバーが、自身の音楽アーティスト名チャイルディッシュ・ガンビーノを終わらせる意向を明らかにした。ミュージシャン兼俳優のドナルドは、同名義で4枚のアルバムをリリース、今後更に2枚のアルバムをリリースした後、チャイルディッシュ・ガンビーノは引退するという。

2枚のアルバムのうち最初の1枚は2020年にリリースされた『3.15.20』の完成版でオリジナルタイトルを付した『アタヴィスタ』、最後のアルバムはドナルドの映画『バンド・ストーム・アンド・ザ・ニュー・ワールド』のサウンドトラックとなる。

自身が司会を務めるインスタグラム・ライブ『ギルガ・ラジオ』でドナルドはこう話す。「僕が出したプロジェクトで『3.15.20』って言うの誰も聴いたことないか、出したことを知りさえしないかもしれない。オリジナルのタイトルは『アタヴィスタ』だった。『アタヴィスタ』の予定だったんだ」「でもすぐに発表して、僕はマスタリングもミックスもしなかった。そのまま出す感じだったんだ。当時自分の中で色々なことが起こっていてね。パンデミックもあって、皆死ぬんだろうって思っていた。僕らが出し完成させた『アタヴィスタ』だ。それを発表する予定だ。その後、最後のチャイルディッシュ・ガンビーノのアルバムがあるよ」

そして最後のアルバムは、1989年にプリンスがリリースした映画『バットマン』のサウンドトラックにインスパイアされていることをドナルドは明かしてもいた。

そんなドナルドは以前『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演した際、恋人ミシェル・ホワイトとの3人の息子の父親となったことで、俳優業の傍ら音楽をする難しさを明かしていた。「かつては流れるようにやっていたけど今は子供がいる。もうそうはいかないんだ。昔のように簡単じゃない。今は時間をちゃんと調整している。『この時間は彼らのそばにいたい。彼の試合を絶対見なきゃ』とかね」「スケジュール調整をしっかりする必要がある。でも僕にはこのファームがある。そう呼んでいるんだ。アートファームってところさ。そこに行けば自分は好きなだけADD(注意欠陥障害)でいられるというね」

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