開幕時に5割開花へ となみチューリップフェア

遮光ネットを撤去する作業員=砺波市の砺波チューリップ公園

  ●遮光ネット撤去

 23日に開幕するとなみチューリップフェア(富山新聞社後援)に向け、砺波市の砺波チューリップ公園の大花壇で16日、生育抑制のために覆っていた遮光ネットの撤去作業が始まった。前年はフェア初日に史上初の満開宣言となったため、今年はネットの設置を早めて、現時点の開花率を前年同時期の4割から1割に抑えた。

 16日は造園業者ら11人が、ネットを取り外した。公園を管理する市花と緑と文化の財団によると、遮光ネットは昨年より12日早い2月16日に設置。3月に気温の低い日も続き、開花を抑えられたという。

 フェアは300品種、3300万本のチューリップが園内を彩る。今年はフェア開幕時に会場全体で5割の開花、満開は4月下旬と予想している。

 となみチューリップフェアは4月23日から5月5日まで開かれる。財団の担当者は「ネットの撤去後は、天候次第となる。除草などでより美しく見せる管理を行い、開幕を迎えたい」と話した。

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