水原騒動で「僕の携帯見ていいよ!って…」 大谷翔平が見せた問題解決への姿勢、同僚が証言

ドジャースの大谷翔平【写真:ロイター】

同僚グラスノー、大谷に「私たちがついてるって感じ」

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手の通訳を長年務めた水原一平容疑者は、銀行詐欺罪で訴追された。大谷の口座から1600万ドル(約24億5000万円)以上を不正送金したとされている。ドジャースで大谷とともにプレーするタイラー・グラスノー投手は米メディアのポッドキャスト番組に登場。問題発覚当時を振り返り「彼(大谷)が最初にしたこと」も明かしている。

今季ドジャースに加入したグラスノー。レイズからのトレード移籍にあたり、大谷からビデオメッセージを受けたことに心打たれたことも話題になった。米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に出演。「彼は本当にストイックな人。良い事や悪い事なんて関係ない」「彼はただ史上最高にハッピーな男だ。クレイジーだよ」などと語っている。

グラスノーは3月20日、韓国で行われたパドレスとの開幕戦に登板。5回2失点で勝ち星こそつかなかったが勝利に貢献した。この試合の後、通訳を務めていた水原容疑者の問題が発覚。大きな騒動に発展した。

同僚として、大谷に状況確認などすることはあったのか。司会者のクリス・ローズ氏に問われたグラスノーは「形式ばったことは何もなかったけど、“私たちがついてる”って感じだった」と大谷を支える意志を持っていたと振り返る。

「すぐにみんなが、明らかに彼(大谷)はこれと何の関係もないと分かってた」とも語り、思い起こしたのは大谷の姿勢。「彼が最初にしたことは、僕の携帯見ていいよ! 解決しようって感じだった」と証言した。

水原容疑者に非があることは「早い段階で知っていた」とグラスノー。「この状況については嬉しくは思ってないけど、自分を保つことができているんだと思う」と大谷の精神面を推察した。

THE ANSWER編集部

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