水原一平容疑者の賭博スキャンダルが、思わぬところで話題となった。米メディア『FanSided』は、「ミズハラのギャンブルによる借金額が、オークランド・アスレティックスの選手26人の年俸と匹敵する」と伝えた。
同メディアは、『Underdog Fantasy』のスティーブ・ペロー氏がX(旧ツイッター)で「イッペイ・ミズハラの借金は4070万ドル(約62億円)。アスレティックスの給与総額は4320万ドル(約67億円)」とポストした内容を引用。アスレティックスの選手26人の総年俸と水原容疑者がギャンブルで抱えた借金額がほぼ同じで、「元通訳の疑惑の深刻さはともかく、これは客観的に見て滑稽だ」と記した。
「訴状によると、ミズハラは2021年11月から約2年で、約1万9000回も賭博を行ない、1回で16万ドル(約2400万円)を賭けていたこともあったという。アスレティックスの三塁手、タイラー・ネビンはMLB最低年俸の74万ドル(約1億1400万円)で契約している」
アスレティックスは、開幕時点でのチーム年俸総額が全30球団で最下位。また、オークランドからラスベガスへの移転が決まっており、23年には球団史上ワースト2位となる112敗を記録した。今年もア・リーグ西地区で苦戦を強いられると予想されている。
「真面目に考えれば、ミズハラがこれほどの巨額を失ったのは信じられない事態で、しかも自身の資金ではなく、ショウヘイ・オオタニの預金を使っていたのは大問題だ」
“水原スキャンダル”は、米国のさまざまなところで話題となっている。
構成●THE DIGEST編集部