南太平洋ソロモン諸島で総選挙 親中路線争点、日本も注視

17日、ソロモン諸島ホニアラで総選挙の立候補者を見る有権者ら(共同)

 【シドニー共同】南太平洋のソロモン諸島で17日、議会(一院制、定数50)総選挙の投票が実施された。ソガバレ首相が主導した台湾との断交や、安全保障協定締結をはじめとする中国との関係緊密化も争点となった。ソガバレ氏は、東京電力福島第1原発の処理水放出に公然と反対する太平洋島しょ国では数少ない指導者だ。日本政府も選挙を注視する。

 開票結果は数日中に発表される。小党や無所属の候補者も多く当選するとみられ、勝敗の見極めは困難。

 与党連合DCGAのソガバレ氏に首相候補として挑むのは、野党連合CAREを束ねるウェール氏や、初代首相の息子で野党、統一党を率いるケニロレア氏ら。

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