きょう17日(水)は、近畿・東海・北陸の雨は、朝までにピークを超える見込みだが、関東は、朝が雨のピークで、雷雨となる所があり、午後も大気の不安定な状態が続きそうだ。北日本方面も、午後にかけて、変わりやすい天気となる見込み。晴れ間が戻る地域は気温が上昇し、夏日となる所があり、全国的に広く黄砂も飛来する予想だ。

朝の通勤通学時は関東で雷雨　午後も関東や北日本は不安定

　近畿や東海・北陸で降っている雨は、朝のうちに止む見込みだが、関東は朝が雨のピークとなり、南関東を中心に雷を伴った強い雨の降る所がありそうだ。新年度で通学に慣れていない児童や生徒も多いので、空模様の変化に気を付けて、安全に登校できるように周囲が配慮したい。また、関東や北日本は午後にかけても不安定な天気が続き、午後も急な強い雨や落雷・突風・降ひょうに注意が必要だ。

西から回復して晴れ　夏日の所も

　西日本や東海・北陸は天気が回復に向かい、晴れる所が多くなりそうだ。関東や北日本も晴れ間がある見込み。この時季としては暖かい朝となっているが、日差しも加わる日中は気温の上昇が加速し、最高気温は、関東から西の地域で25℃前後、日田(大分)は28℃、大阪や名古屋は26℃まで上がる予想。水分補給や、日焼け止めなど紫外線対策も心がけてほしい。

黄砂飛来　洗濯物を部屋干しするなど対策を

　あす18日(木)にかけて、西日本から北日本の広い範囲に黄砂が飛来する見込み。きょうは、午前中は西日本や東海・北陸で、午後から夜は関東や東北にも飛来する予想で、雨上がりの青空が黄砂で霞む所もありそうだ。視程悪化による交通障害、洗濯物や車への付着、健康への影響などの可能性があり、洗濯物を部屋干しにするなどの対策が必要となる。

（気象予報士・海老原美代子）