「CLの“王”との対戦」 マンチェスター・シティのベルナルド・シウヴァ、警戒心強める

写真:バルセロナから強い関心を寄せられているベルナルド・シウヴァ

マンチェスター・シティのMFベルナルド・シウヴァは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)2ndレグ、レアル・マドリード戦の前日会見に出席した。

週末のゲームを消化し、リーグ首位に立ったシティ。2年連続のトレブル達成、リーグタイトルについての手応えを問われたB・シウヴァは、目の前の試合に集中することの重要性を強調した。

「我々にとって素晴らしい週末になった。リヴァプール、アーセナルが取りこぼすなんて想像していなかったし、これでリーグタイトルは自分達次第になった。2週間前のアーセナルとの試合でリーグタイトルは消滅したように思われたが、今では我々が優勝候補と見られている。短期間で全てが変わってしまう、それがサッカーの素晴らしいところだ。目の前のゲームに集中しなくてはいけないし、トレブルについて考え始めるタイミングではない。明日はレアル・マドリード戦で、週末はチェルシーとのFAカップを戦い、翌週にはリーグ戦が控えている。1週間で全てのタイトルを失う可能性があるだけに、全てのゲームに集中していかなくてはいけない」

B・シウヴァは、リーグ戦で首位に立った喜びを語りつつも、今後も厳しい戦いが続いていくと、警戒心を強めた。続いて、3シーズン連続で対戦しているレアル・マドリードについて、過去の対戦を踏まえた印象を以下のように語った。

「彼らがCLで成し遂げた全ての功績、クラブの歴史に最大限のリスペクトを持っている。我々のプレースタイルとは異なるため、とても危険なチームだ。自分達がゲームの主導権を握っているように思うが、いきなり2ゴールを奪われる。それこそがCLを何度も制覇している所以だ。選手個人の能力に目を向ければ、おそらく彼らが世界最高のチームだ。若く、強く、それでいて速さも兼ね備えている。2ndレグはホームでの対戦になるし、自分達の力を信じているが、彼らをとてもリスペクトしているよ」

対戦クラブへリスペクトを示し、選手個人のスキルを賞賛したB・シウヴァ。そして、会見の最後には昨シーズンのレアル・マドリードとの比較を求められ、今シーズンの変化について以下の様にコメントしている。

「フォーメーションも4ー3ー3から、4ー4ー2の様な形になり別のチームと考えている。夏にベンゼマが抜け、ベリンガムが偽9番でプレーしている。彼は時に危険なスペースに侵入してくるし、それにロドリゴも素晴らしい。スタイルが異なるチーム同士の対戦になり、昨シーズンの結果から彼らはプライドに傷をつけられた状態で臨んでくる。我々も1stレグでのミスを修正し、キックオフから自信を持ってプレーしなくてはいけない」

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