【ノア】〝野獣〟藤田和之とシングル戦の樋口和貞に…悪魔仮面・カシンがエール「藤田君に学べば一皮むける」

ケンドー・カシン

ノアの「LIMIT BREAK.3 GO!」(6月19日、東京・後楽園ホール)で〝野獣〟藤田和之(53)とシングル戦で対戦するDDTの樋口和貞(35)に、なぜか〝悪魔仮面〟ことケンドー・カシンがエールを送った。

藤田と樋口は同ブランド3月20日の横浜大会でのタッグ戦で対戦した。大相撲出身の樋口と野獣はド迫力の肉弾戦を展開。試合後、樋口が藤田を標的にすると宣言していた。これを受けて今回の一騎打ちが実現した形だ。

試合決定を受け取材に応じた藤田は、樋口について「すごくいいヤツだと思う。相撲出身で…」と、前回の対戦で遠慮なしにぶつかってきた樋口に好印象を抱いた様子。ただ、それだけ話すと缶のハイボールを開けて飲み始め〝あとはリング上を見ろ〟とばかりに口を閉ざしてしまった。

すると隣にいた悪魔仮面が口を開き「この試合で、樋口君がヘビー級としての戦い方を吸収したらいいんじゃないか」と提言。今回の試合は盟友の藤田ではなく、対戦相手の樋口にとって重要な試合になるとしてこう続ける。

「彼の試合を1回見たけど、自分よりも小さい相手に結構簡単に倒されていたんですよ。そういう部分で、何かを同じサイバーファイトの一員である藤田君から学べるんじゃないでしょうか。体格の小さい相手に合わせたレスリングをするのではなく、自分の大きさを自覚してどう生かして戦うべきなのか。それを藤田君から学べば、彼は一皮むけると思うんですよ」

この盟友の言葉に藤田は〝さもありなん〟といった様子でほほ笑み、ハイボールを飲み干す。かつてWWEのパフォーマンスセンターでコーチも務めたカシンの金言を受け、樋口はさらなる飛躍のきっかけをつかむ一戦とすることができるか。

© 株式会社東京スポーツ新聞社