水原容疑者と胴元、緊迫のやり取りに元MLB選手が戦慄「マジでマフィア」「大谷が危険にさらされた」

水原容疑者【写真:Getty Images】

愛犬と散歩する大谷を確認して水原容疑者を脅迫した手口に驚き

ドジャースの大谷翔平投手の専属通訳を長年務めた水原一平容疑者が、巨額の違法賭博に関与し、1600万ドル(約24億7000万円)を超える大谷の資金を盗んだとされる事件は、米球界を大きく揺るがした。元大リーガーが関心を寄せたのは、賭博の胴元の行動だ。訴状にあった水原容疑者への脅迫めいた言葉に「マジでマフィアやギャングのやり口」と驚いている。

米国の野球専門ポッドキャスト「ファウル・テリトリー」公式YouTubeチャンネルは、元大リーガーのエリック・クラッツ氏、キャメロン・メイビン氏、AJ・ピアジンスキー氏が事件について語った動画を「イッペイ・ミズハラはショウヘイ・オオタニの健康とキャリアを危険にさらしたのか?」というタイトルで公開している。

彼らが注目したのは、11日(日本時間12日)に公表された訴状にある、2023年11月17日とされる出来事だ。当時、水原容疑者は違法賭博の胴元との連絡を絶っていたようで、ここで胴元から「なぜ電話に出ない? 私はニューポート・ビーチにいる。(大谷が)犬の散歩をしているのを見た。返事をよこさないから、どうすれば君と連絡がとれるか彼に直接聞くぞ? すぐに電話してくれ」との脅迫めいたメッセージが届いたという。

クラッツ氏の「ギャングのやることだな」というつぶやきにメイビン氏も「事実だね。これはマジでマフィアやギャングの手口だ」と同調。メイビン氏は「影響力や地位やどんな人かなんて気にしない人も多くいる。あんな風に他人の金で賭けたりなんかしちゃいけない。これは私たちの多くが思っているよりも深刻かもしれない。深刻なことであるのは分かっているけど、誰かの命が危険にさらされていたかもという話をしている。冗談では済まされないよ」と警告を発していた。

THE ANSWER編集部

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