柴犬あるある、屈伸運動が得意なしなやかな体をもっているとこ|連載「ここ掘れここ柴」vol.253

今週の「柴犬のここが好き」

たまに、何気なく太ももを伸ばしているとこ。
体育の準備体操の"あれ"ですか?

柴犬さんもお散歩の前にストレッチというか、体を伸ばしたりしますよね。
いいわゆる女豹のポーズで背中を伸ばしたり、立ったままつま先を後ろにピーンと伸ばしたり。

モデルさんのポーズがいわゆる"だらけ座り"に近いのですが、それが"しんきゃく"に見えるのです。
※しんきゃくとは、正式には「開脚交互屈伸運動」というそうです。

おそらくですが、どこかを伸ばしているわけではないと思います。
そして、失礼ながら、柴犬さんの短い足につまづく人もいないでしょう。

しかし、想像力を働かせてみてください。
柴犬さんが一生懸命に足を伸ばし、「ご主人がここにつまづいたら面白いなあ。クククク」と笑いを堪えていたら。
かわいい。
かわいすぎる。
わざとつまづいて見せてあげたい。
柴犬さんがとるポーズに一つ一つに意味があるわけではないのでしょうが、意味を見出すのはなかなか面白いものです。

今週のおまけ

こよみさんが珍しく後ろ足の膝を伸ばして寝ていたときの一枚です。
マッサージをするときに後ろ足の膝をさするとこのように伸びることはありますが、自ら伸ばしていることは滅多にないので新鮮でした。

伸びて揃った足がなんともかわいいではないですか。
あんまり白くて見えにくいですが、足がクロスしているところもたまりません。

なぜか柴犬さんて足をまとめがちではないですか?
こうしてまとまっていると、どうしてもまとまった状態で掴みたくなってしまうのです。
もちろん掴んだりはしませんのでご安心ください。

この、伸びた膝の部分をさすると、短い膝の毛がパラパラと抜けるのです。
本当に短くて、そして真っ白なので、この毛がまあ、私の服に刺さるのです。
色の濃いニットに刺さったら、目立つは抜けないわで大変なのです。
ガムテープで取ろうにも、テープで押さえることで余計にニットの奥に深く刺さってしまうのです。
短いので爪でもつまめなくて抜けない・・・

こうなることがわかっているのだから、毛が抜けないようにすればいいのですが、膝をさすって毛がパラパラ抜けるのが楽しいのです。
抜けた短い毛がその場に降り積もっていくのがかわいいのです。
やめられないのです。

これこそ自業自得です。
わかっちゃいるのにやめられない。
誰に迷惑をかけるでもないですから、これくらいのことはやっちゃえばいいですよね。

作者紹介:ここ柴

京都府在住。柴犬の魅力をイラストで表現してSNSで発信、共感を呼び、「ここ柴部」のハッシュタグとともに話題に。そのイラストは、ドラマ・映画「柴公園」のエンドロールにも登場。柴犬たちのクスッと笑える生態を描いた書籍「柴犬のここが好き」を出版。

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