自転車の交通ルール守って 八代署など交通指導と取り締まり

自転車用ヘルメットをかぶって交通指導に当たる八代署員=10日、八代市

 八代署と熊本県警交通指導課は10日、八代市松江町の県道(八代鏡線)と市道の交わる十字路交差点周辺で、自転車の交通指導と取り締まりを行った。自転車用ヘルメットをかぶった署員が、中学、高校生らに安全運転を呼びかけた。

 午前7時、署員は自転車で署を出発。交差点周辺に到着後、自転車で登校する生徒らに「おはよう。一列で走ってね」と呼びかけた。午前8時過ぎまで、横並びでの走行やイヤホンを付けての運転、信号無視などで69人に警告した。

 署管内では過去5年間に自転車が絡む人身事故が191件発生。うち約2割が午前7~8時台に起きていた。署交通一課は「交通事故で亡くなった自転車利用者の約5割が、頭部に致命傷を負っている。命を守る運転を心がけてほしい」と話した。(上島諒)

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