「味千ラーメン」南米に初進出 コロンビアに1号店開業

重光産業が南米に初出店した、コロンビアの「味千ラーメン」の外観(同社提供)

 「味千ラーメン」を国内外にチェーン展開する重光産業(菊陽町)は11日、コロンビアに南米1号店を開業した。2019年に出店した中南米パナマの店舗が好調なことから、隣接するコロンビアへの進出を決めた。

 店舗は首都ボゴタのオフィス街にある2階建ての洋館で、116席を設けた。定番の「味千ラーメン」やチャーハンのほか、牛丼などの日本食や現地で親しまれるタコスも提供する。パナマの店舗の常連だったコロンビア人がフランチャイズ(FC)のオーナーを務める。本営業は5月から。

 重光産業はパナマにFC3店舗を構える。南米や中南米では、日本のアニメの影響でラーメンに興味を持つ人が多いという。コロンビアへの出店について、同社は「南米での店舗展開の足掛かりにしたい」としている。

 重光産業は11日時点で、日本国内に68店(直営は11店舗)を展開。海外では、中国を中心にシンガポールやアメリカ、イタリア、オーストラリアなど14カ国に計631店をFC展開している。(山本文子)

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