韓国メディア「今永が山本を圧倒」 465億円の山本由伸か77億円の今永昇太か

カブス・今永昇太(左)と談笑するドジャース・山本由伸

日本人の新人メジャーリーガーの活躍が、隣国でも注目を集めている。

16日の朝鮮日報では「〝3試合自責点0〟MLB新記録…山本よりもいい今永」との見出しで、昨オフに日本から海を渡ったドジャース・山本由伸投手とカブス・今永昇太投手の2人を比較。まずは「メジャーリーグ新人の中で最高の期待は誰が何と言っても、ドジャースの日本人右腕の山本由伸」とした上で「12年3億2500万ドル(約4529億ウォン=当時のレートで465億円)」と伝えた。

さらに、開幕前には米メディアが一斉に山本を「新人王候補」の筆頭に挙げた経緯を踏まえ「いざシーズンが開幕すると、他の日本人投手が急浮上して注目されている。山本のようにメジャーデビューしたカブスの左腕・今永昇太だ」と報じた。

今永はここまで3試合に先発して2勝0敗で防御率0・00。一方の山本は4試合で1勝1敗、同4・50の成績。同紙では「1920年以降、メジャーリーグで最初の3度の先発登板で15イニング以上投げ、15個以上の奪三振と平均自責点0を記録した。たった3試合ですでにメジャーリーグに新記録を打ち立てた」と今永の〝功績〟を伝え、先月下旬に韓国で行われたドジャース対パドレスの開幕シリーズで山本が1回5失点KOされたことに「カブスと4年5300万ドル(約740億ウォン=約77億円)で契約したことを考えれば期待にはやや及ばない」「今永が山本を圧倒している形」などとした。

もちろん、長いシーズンは始まったばかり。とはいえ、山本に先駆けて大谷翔平投手がドジャースと10年総額7億ドル(約1015億円)のメガ契約を結んで加入。昨オフに〝日本人バブル〟が相次いだこともあり、海外メディアも金額と結果を注視している。

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