【巨人】堀内恒夫氏 あえて山崎伊織に問う「自分で決めたんだったら自分で守りきんなきゃ」

阪神戦で力投を見せた巨人・山崎伊織

巨人の監督などを務めた野球評論家・堀内恒夫氏が16日にブログを更新し、今季3度目の先発で2勝目を逃した山崎伊織投手にあえて〝苦言〟を放った。

この日の阪神戦(甲子園)は1―1のまま、延長10回に突入したところで雷雨が激しくなり、コールドで両軍痛み分け。春先のナイトゲームでまさかの結末となり、堀内氏も「すごい雨になったねぇ。しばらく試合はできないと思い、トイレに行って戻ってきたら、コールドゲームで終わっていたよ」としつつ「緊張感のあるいい試合だった」と総括した。

ただ「残念なのは」と切り出したのが巨人の先発、7回1失点で降板した山崎伊の守備についてだった。1点リードの7回一死二塁の場面。木浪が放ったゴロを捕球した右腕は、二塁走者をアウトにしようと二、三塁間へ向かった。しかし、その後の挟殺プレーがうまくいかず、打者&走者がオールセーフとなった。ピンチは二、三塁と広がり、代打・糸原の右犠飛で同点。結果的にチームの7連勝は17日以降にお預けとなった。

現役時代に巨人のエースとしても活躍した堀内氏は「これは責められないよ。どうしたって先のランナーが目に入ってしまうからね」とフォローしつつ「だけどね、あえて一言言わせてほしい」と注釈を入れて「自分でタイムリーを打って得た大事な1点じゃないか。自分で決めたんだったら自分で守りきんなきゃ。次も頼みましたよ!」と結んだ。

山崎伊は3回の打席で虎先発・村上から野手顔負けの打撃技術で先制点を叩きだしていた。自らのバットで自分とチームを救っていただけに、投打を経験した堀内氏にはもどかしさもあったようだ。

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