NYフェスティバルでフジテレビドキュメンタリー番組2部門受賞!『ザ・ノンフィクション』は6年連続受賞

国際メディアコンクール『NEW YORK FESTIVAL TV&FILM AWARDS 2024(ニューヨーク・フェスティバル2024)』の最終結果が、日本時間4月17日(水)に発表され、フジテレビドキュメンタリー番組2部門が受賞しました。

ドキュメンタリー・The Arts(芸術)部門 銀賞

『ザ・ノンフィクション からだに記す女たち ~女体書道を願うわけ~』

ドキュメンタリー・Human Rights(人権)部門 銅賞

『最期を選ぶ ~安楽死のない国で私たちは~』

『ニューヨーク・フェスティバル』は、1957年に発足したテレビ番組・映画・ラジオ・広告・インターネットなど、あらゆるジャンルの映像作品を審査・表彰する国際的なコンクールで、40ヵ国以上から多数の作品がエントリー。

日本時間4月17日(水)7時より今年の授賞式が『ニューヨーク・フェスティバル』オフィシャルサイト上でオンライン開催され、優秀作品に金賞・銀賞・銅賞などが授与されました。

さらに、フジテレビ作品から『地球最後の秘境 南極大陸 観測隊が見た神秘の世界』がドキュメンタリー・Environment & Ecology(環境・エコロジー)部門、『ザ・ノンフィクション 私が踊り続けるわけ~56歳のストリッパー物語~』がドキュメンタリー・Community Portraits(地域の肖像)部門で入賞を果たしました。

「女体書道」を通して人生を切り開こうともがく女性たちの姿を追う 「女体書道」を通して人生を切り開こうともがく女性たちの姿を追う

『ザ・ノンフィクション からだに記す女たち ~女体書道を願うわけ~』は、女性たちの希望する言葉や詩を彼女たちの肌に書や墨絵で描き、アート作品として写真に収める書家・小林覚さんの「女体書道」を通して人生を切り開こうともがく女性たちの姿を追っています。

この独自の芸術的な世界観が評価され「ドキュメンタリー・The Arts(芸術)部門」の銀賞を受賞しました。

『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14時~/フジテレビ ※関東ローカル)は「ニューヨーク・フェスティバル」において、2019年『父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』で銅賞。

2020年『おじさん、ありがとう~ショウとタクマと熱血和尚~』が銀賞と国連グローバル・コミュニケーション(UNDGC)賞の銅賞を獲得。

2021年『花子と先生の18年~人生を変えた犬~』が銅賞。2022年『ボクと父ちゃんの記憶~家族の思い出 別れの時~』と『あの日妹を殺されて~罪を憎む男が選んだ道~』の2作品がそれぞれ銅賞。

2023年『東京デリバリー物語 ~スマホと自転車とホームレス~』が銅賞を受賞しており、今年で6年連続受賞の快挙となりました。

<『ザ・ノンフィクション からだに記す女たち ~女体書道を願うわけ~』西村陽次郎(チーフプロデューサー)コメント>

日本国内でもほとんど知られていない「女体書道」の世界。『ザ・ノンフィクション』ならば…と、初めてメディアの取材が許された作品が、国際的にも高い評価を受けたことをうれしく思います。

この受賞が「女体書道」が広く世界に知られるきっかけになることを願っています。

番組としても、6年連続の受賞と輝かしい記録となり、これからも日本発の世界に通じる魅力的なドキュメンタリーを制作していきたいと思います。

安楽死を望む人々…“最期を選ぶ”ことの意味を世に問いかける 安楽死を望む人々…“最期を選ぶ”ことの意味を世に問いかける

「安楽死」をテーマとした『最期を選ぶ ~安楽死のない国で私たちは~』は、これまで『第32回FNSドキュメンタリー大賞』で優秀賞を、フランス・パリで開催された日本ドキュメンタリー映像祭『Un petit air du Japon2024』で最優秀賞にあたるエクランドール賞を受賞。

スイスでの安楽死を望む人々がその瞬間を迎えるまでにカメラを向けて“最期を選ぶ”ことの意味を世に問いかけ、『ニューヨーク・フェスティバル』では「ドキュメンタリー・Human Rights(人権)部門」銅賞の受賞となりました。

<安楽死を望みスイスへ向かう人々『最期を選ぶ 〜安楽死のない国で私たちは〜』>

※『FNSドキュメンタリー大賞』は、フジテレビ系列28局の番組制作能力の向上とノウハウの蓄積を図ることを目的として1992年に創設されたコンクール。

『Un petit air du Japon2024』は、フランスのEcrans des Mondes協会が主催する日本ドキュメンタリー映像祭で、4月5日~7日にフランス・パリで開催。

<『最期を選ぶ ~安楽死のない国で 私たちは~』山本将寛(ディレクターコメント)>

自分の死に対する考えや、死にゆく姿をカメラの前で見せることはとても勇気のいることです。“命がけ”で取材を受けてくれた方々の思いを絶対に無下(むげ)にはしないという思いで作った番組がこのような形で評価されたことは光栄です。

自分の尊厳のために“最期を選ぼう”とする人々を通して、『生きる』ということ、そして“最期を選ぶ”という選択肢について考えるきっかけになっていれば幸いです。

『ニューヨーク・フェスティバル』フジテレビ作品受賞歴 『ニューヨーク・フェスティバル』フジテレビ作品受賞歴

2003年 銀賞 『ザ・ノンフィクション 短い命を刻む少女~アシュリーの生き方~』

2008年 銅賞 『ザ・ノンフィクション 花嫁のれん物語~地震に負けるな能登半島~』

2009年 金賞 『名門に生まれるということ~市川海老蔵 宿命と苦悩の物語~』

2010年 銀賞 『なでしこ隊~少女達が見た“特攻隊”封印された23日間~』

2011年 銀賞 『ザ・ノンフィクション おっぱいと東京タワー』

2012年 金賞 『ザ・ノンフィクション わすれない~三つの家族の肖像~』

2013年 銅賞 『とくダネ!』企画「笑顔を忘れず~母を失くした大家族~」

2014年 金賞 『ザ・ノンフィクション 特殊清掃人の結婚~“孤独死”が教えてくれたこと』

2014年 銀賞 『わ・す・れ・な・い 伝え継ぐ映像記録2013』

2014年 銀賞 映画『遺体 明日への十日間』

2014年 銀賞 映画『ラーメンより大切なもの~東池袋大勝軒50年の秘密』

2015年 銅賞 『HERO』

2015年 銅賞 『わ・す・れ・な・い~“巨大津波”3年後の新検証』

2016年 銀賞 『東京 子育て 働く母 ~子育て小国 女たちの選択~』

2016年 銀賞 アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス2』

2017年 銀賞 『ザ・ノンフィクション わ・す・れ・な・い 明日に向かって~運命の少年』

2017年 銅賞 アニメ『舟を編む』

2017年 銅賞 『Bリーグ開幕戦 アルバルク東京×琉球ゴールデンキングス』

2019年 銅賞 『ザ・ノンフィクション 父を殺した母へ~無理心中から17年目の旅~』

2019年 銅賞 『絶対零度~未然犯罪潜入捜査~』

2020年 銀賞 『ザ・ノンフィクション おじさん、ありがとう~ショウとタクマと熱血和尚~』

(国連グローバル・コミュニケーション(UNDGC)賞の銅賞も獲得)

2021年 銅賞 『ザ・ノンフィクション 花子と先生の18年~人生を変えた犬~』

2022年 銅賞 『監察医 朝顔』(ドラマ部門・演技部門(上野樹里)2部門受賞)

2022年 銅賞 『ザ・ノンフィクション ボクと父ちゃんの記憶~家族の思い出 別れの時~』

2022年 銅賞 『ザ・ノンフィクション あの日妹を殺されて~罪を憎む男が選んだ道~』

2023年 銅賞 『ザ・ノンフィクション 東京デリバリー物語 ~スマホと自転車とホームレス~』

2023年 銅賞 NONFIX『ラーメン二郎という奇跡 ~総帥・山田拓美の“遺言”~』

<受賞作品紹介>

『ザ・ノンフィクション からだに記す女たち ~女体書道を願うわけ~』

神奈川県にある築400年の蔵で行われているのは、女性の肌に書や墨絵を描く「女体書道」。

書家の小林覚さんが、女性たちの希望する詩や言葉を体に書き、アート作品として写真に残しています。口コミや個展で広まり、いまでは「モデルをしたい」という女性たちがあとを絶ちません。「女体書道」を通して、自分の人生を切り開こうともがく女性たちの姿を追いました。

語り:青葉市子

ディレクター:髙橋麻樹

構成:田代裕

編集:宮島亜紀

チーフプロデューサー:西村陽次郎

制作著作:フジテレビジョン

番組ページ:https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/_basic/backnumber/index-203.html

第32回FNSドキュメンタリー大賞 優秀賞受賞作品

『最期を選ぶ ~安楽死のない国で私たちは~』

不治の病に苦しむ女性が安楽死を求めてスイス行きの便を待っていた。そして彼女は娘に見守られながらスイスで死を遂げた…。

さらに日本で「スイスで死ねることが私の幸せ」と語る女性、黙々と死にたい理由をつづる男性の取材を続けた。

一方、スイスを訪れると、死ぬ直前まで笑顔で家族と過ごすスイス人女性の姿が… “最期を選ぶ”とはどういうことなのか?安楽死を願う人々にカメラを向けた。

語り:余貴美子

構成:石井成和

編集:宮島亜紀

協力プロデューサー:西村朗

プロデューサー:濱潤

ディレクター・撮影:山本将寛

制作著作:フジテレビジョン

番組ページ:https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20231020.html

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