三重で死亡事故は1件、春の全国交通安全運動期間中

 三重県警は16日、春の全国交通安全運動(6―15日)期間中の県内交通事故状況を発表した。人身事故は前年の同運動期間と比べて32件減の56件。死亡事故は前年と同じ1件で死者は1人だった。

 県警によると、15日早朝、四日市市海山道1丁目の国道23号交差点で、信号のある横断歩道を自転車で横断していた男性=当時(88)=が、軽ワゴン車にはねられ死亡する事故があった。

 今年の同運動では歩行者や自転車の事故防止が重点項目だった。期間中に人身事故に遭った歩行者は前年同運動期間比4人減の5人。自転車乗用中に人身事故に遭った人は同7人減の5人だった。

 また期間中の交通取り締まり件数は前年同運動期間比1662件増の5871件。違反別では交差点などでの一時不停止が1260件で最も多かった。

 交通企画課の大門龍男次長は「痛ましい事故を一つでも減らすため、引き続き交通事故防止対策を推進する」と述べ「運転手はもちろん、自転車や歩行者も交通ルールを守ってほしい」と呼びかけた。

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