出光美術館 門司 「茶の湯の意匠―春から夏へ」4月19日から開催

茶道人.com編集部[著]

出光美術館 門司(福岡県北九州市)では、「茶の湯の意匠―春から夏へ」が4月19日から開催されます。本展では、春から夏にかけて移り変わる季節に合わせて、四季を感じられる様々な茶道具が展示されます。

江戸時代、四季に合わせて茶道具を取り合わせたり、季節の花を活けたりと、四季は茶会の場において重要な役割を果たしています。今回展示される作品には、樂家三代・道入による「黒楽茶碗 銘 此花」があります。「此花」は梅の花の異名で、白い梅の花に見立てて銘が付けられたとされています。本作品をはじめ、華やかで軽やかな作品が並び、うららかな春の陽気を感じさせます。また、涼やかな青色が特徴的な「青磁浮牡丹不遊環耳花生」のような青磁や染付など、爽やかな夏の暑さを表現した作品が並びます。

このほかにも、季節を感じさせる茶道具が多数展示されます。茶道具を通じて、日本ならではの四季の移り変わりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

4月19日から6月23日まで。 出光美術館 門司

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