JR東日本「高輪築堤」一部を現地保存へ

羽田空港と都心を結ぶ「羽田空港アクセス線」の工事予定地で見つかった、日本初の鉄道が開業する際に造られた堤防「高輪築堤」をめぐり、JR東日本は一部を保存する方針を明らかにしました。

JR東日本は4月15日、工事予定地で見つかった高輪築堤について工事の計画を変更し、田町駅付近で確認されている約160メートルのうち100メートル分を現地で保存する方針を明らかにしました。

また、築堤の残り約60メートルと近くに埋まっているとみられる薩摩藩の砲台場については、有識者を交えて方針を検討した結果、記録保存にとどめることになりました。

JR東日本によりますと、工事計画の変更で2031年度の開業を目指す羽田空港アクセス線の工期に影響はないということです。

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