マツダの新型SUV「CX―80」、秋までに発売へ 防府工場で生産 今年の販売戦略の柱に

マツダ本社

 マツダが新型のスポーツタイプ多目的車(SUV)CX―80の生産を今月中に防府工場(山口県防府市)で始めることが16日、分かった。今秋までに日本と欧州で発売するとみられる。マツダがラージ商品群と呼ぶ大型SUVの最終モデルとなる第4弾。今年の販売戦略の柱となる。

 CX―80は3列シートで、少なくともハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)をそろえるとみられる。全長は第1弾のCX―60よりも約20センチ長い約5メートルになるもようだ。

 マツダは2022年に日本と欧州で発売したCX―60以降、収益性の向上を目指し利益率の高いラージ商品群を充実させてきた。北米では23年にCX―90、24年春にCX―70を投入。CX―80の発売によって、日本で販売するラージ商品群はCX―60と合わせて2車種になる。

 CX―80と同じ3列シートのCX―8は昨年12月に国内生産を終えた。マツダは新型SUVのラインアップを拡充して、国内販売に弾みを付けたい考えだ。

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