好スタートで完全復活を予感させていたイェリッチ 腰痛でIL入り

日本時間4月17日、ブリュワーズは開幕から好調で完全復活を予感させていたクリスチャン・イェリッチを「腰痛」により10日間の故障者リストに登録したことを発表した。イェリッチは日本時間4月13日のオリオールズ戦で腰の違和感を訴えて途中交代。そこから4試合連続でスタメンを外れていたが、最終的に故障者リスト入りが決定された。2020年以降、低調なシーズンが続いていたイェリッチだが、今季は開幕から好成績を残して完全復活を予感させていただけに、戦線離脱はブリュワーズにとって大きな痛手となるだろう。

現在32歳のイェリッチはマーリンズからブリュワーズへ移籍してきた2018年にMVPを受賞。翌2019年には自己最多の44本塁打を放ち、2年連続の首位打者に輝いた。ところが、短縮シーズンの2020年は打率.205と低迷。それ以降もパッとしないシーズンが続いていたが、今季はここまで11試合に出場して打率.333、5本塁打、11打点、2盗塁、OPS1.166の好成績を残していた。

ブリュワーズのパット・マーフィー監督は「チームにとって大打撃だよ。レギュラーの選手であるだけでなく、チームに大きく貢献してくれていた選手だからね」とコメント。「しかし、何よりも選手のことが大切だ。腰の状態がよくないみたいだし、以前にも同じような故障を経験しているから無理はさせられない。まずはしっかり治してもらうことが優先だね」と語った。

イェリッチは日本時間4月14日にさかのぼって故障者リスト入りが適用されているため、早ければ敵地PNCパークでのパイレーツ4連戦で復帰することができる。場合によっては、日本時間4月27日から始まるホーム6連戦まで待つ可能性もあるが、チームとしては離脱が長引かないことを祈るばかりだろう。

なお、ブリュワーズはイェリッチの離脱に伴い、マイナーAAA級ナッシュビルからユーティリティ・プレーヤーのオーウェン・ミラーをメジャーへ昇格させた。ミラーは今季ここまでAAA級で13試合に出場し、打率.353、0本塁打、4打点、1盗塁、出塁率.414、OPS.865を記録している。

The post 好スタートで完全復活を予感させていたイェリッチ 腰痛でIL入り first appeared on MLB.JP | MLB日本語公式サイト.

© MLB Advanced Media, LP.