雷を電磁波で観測

きょうの関東~北日本は、下層に南から暖かくて湿った空気が、上層には北から寒気が流込しています。このため大気の状態が非常に不安定となっていますので、落雷や竜巻などの激しい突風、局地的な激しい雨に注意してください。
雷は、空気中での音と光を伴う放電現象で、強い上昇気流がある積乱雲で生じます。雲放電(雲の中や雲と雲の間で起きる放電)や、対地放電(雷雲と大地の間の放電で落雷のこと)が起きるのですが、雷の時に発生する電磁波は、雲放電と対地放電で特徴が異なっています。気象庁では、全国30ヵ所の空港に検知局を設置して監視し、雷ナウキャストで、詳しい雷情報を伝えています。

気象予報士・饒村 曜

画像について:17日午前6時の天気図と衛星画像。

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