シャッターにヒマワリ満開 ミヤザキケンスケさん協力、嬉野の放課後デイ利用者描く

完成したシャッターアートの前でポーズを取るミヤザキケンスケさん(前列左から3人目)と子どもたち=嬉野市嬉野町

 放課後等デイサービス「はればれ」(嬉野市嬉野町)を利用する子どもたちが、佐賀市出身のアーティスト・ミヤザキケンスケさん(45)=千葉県在住=とシャッターアートを完成させた。思い思いの感性で描いたヒマワリが咲き誇り、想像以上の出来栄えに笑顔が広がった。

 ミヤザキさんは4月上旬、子どもたちとワークショップを開いた。はればれが入居する、市役所嬉野庁舎近くの国道34号に面したビル1階のシャッターにミヤザキさんが下書きし、学校から帰った小中学生15人が、ミヤザキさんらのアドバイスを受けてペイントした。

 ミヤザキさんは「色は全て子どもたちが選び、最後まで集中して描いてくれた。インパクトのある絵になった」と感心した様子。女子児童は「芸術家の絵みたい。色を重ねていくのが楽しかった」と目を輝かせた。

 はればれの営業時間外の平日午後6時以降と、日・祝日に鑑賞できる。はればれを運営する「ハッピーケアライフ」の中林正太代表(37)は「市民や観光客が見て幸せな気分になってほしい。放課後等デイサービスへの理解も深めてもらえれば」と話した。(市原康史)

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