巨人・岡本和真の変貌ぶりを阿部監督も大絶賛!「三冠王」獲得へ2つのモチベーション

岡本和真(C)共同通信社

巨人の岡本和真(27)が好調だ。

昨季3勝10敗の「鬼門」甲子園に乗り込んだ16日の阪神戦は、1-1の同点のまま延長戦に突入したところで中断。十回表が始まる前に、悪天候のため、試合終了となった。阿部慎之助監督(45)は「ミスも出たけど負けなかったのが大きい。完全に負けゲームだけど」と振り返った。

岡本和は八回に左前打を放ち、4打数1安打。打率.379、3本塁打、12打点でリーグ3冠をキープした。昨季も41発で本塁打王のタイトルを獲得したが、阿部監督が「三冠王を取れるんじゃない?」と絶賛するほどで「和真は凡打でもしっかり走るし、すごく志が高くなった」とまで言わせる変身ぶりだ。

さる巨人OBが「ポスティングを使った今オフのメジャーリーグ挑戦がモチベーションのひとつでしょう」とこう言った。

「岡本の海外FA権取得は早くて2年後の2026年シーズン中。巨人はポスティング移籍に積極的でないだけに、球団内には『FA権を取るまで待たせるべきだ』という声が根強い。一方で『今年、文句ない成績を挙げた場合は認めざるを得ない』という幹部もいる。賛否両論がある中、どうしても今オフに海を渡りたい岡本は、誰にも文句を言わせない圧倒的な成績を残そうと、躍起になっているのです」

今村球団社長は以前、「今のヒーローの条件は『世界』。ファンの方が『行ってこい』と言うのか、『無理だろ』と思うのか。民意だと思う」とポスティングを認める基準を明かしていた。

「民意」を動かし、球団に認めてもらう成績。22年にヤクルトの村上宗隆(24)が達成した「三冠王」なら間違いないだろう。そんな岡本和のメジャー志向は、村上の動向とも密接にリンクする。

現在3年契約2年目の村上は、契約が終了する25年オフにポスティングによるメジャー移籍を容認されている。さる球界関係者がこう明かす。

「認められたのは2年後だが、村上は近しい関係者に『今オフにメジャーに行きたい』と漏らしている。現行の『25歳ルール』が緩和されれば、今オフにも挑戦をしたい。そうなった時は、契約途中でも破棄できることになっているのでしょう」

日本を代表する岡本和と村上の両大砲が今オフ、同時にメジャー市場に出るかもしれない。同じ「大砲」で「三塁か一塁」とポジションも重なる。年下の村上には絶対に負けられないというモチベーションも大きいようだ。

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岡本と同様に気を吐いているのが捕手の小林誠司だ。バットでも結果を残すべく、例年以上に目の色を変えている。それを裏付ける、年明け早々の1月2日、打撃コーチに送り付けたとされる「死に物狂い」なLINE自撮り動画の中身とはーー。

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