嵐はほぼ独立でNEWS小山発言にも大注目 STARTO社の個別「超カスタマイズ契約」の気になる中身

嵐(C)ピンズバNEWS

NEWSの小山慶一郎(39)が4月15日、月曜コメンテーターを務める『バラいろダンディ』(TOKYO MX)に生出演。新会社・STARTO ENTERTAINMENTとの契約実態について明かし、話題になっている。

番組では嵐の相葉雅紀(41)、松本潤(40)、二宮和也(40)、大野智(43)、櫻井翔(42)が設立した「株式会社嵐」の話題になり、コメントを求められた小山は「逆にどうですか? 印象は? うちの事務所変わったなって感じします?」と問いかけていた。

SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)の所属タレントの受け皿となるSTARTO社は4月10日から本格始動。これに小山は「かなり契約も変わりまして。みんな結び直すというか。新たな会社なので」と説明。

続けて、「僕らNEWSで言うと個人個人で全然契約が違うんですよ。他のメンバーがどういう契約をしているか僕は知りません。エージェント契約だったりマネジメント契約だったり、その組み合わせだったり……」と、同じグループでもタレントごとに契約形態が違うと明かした。

さらに「僕で言うと、かなりの責任が自分にある状態。その分、選択肢、たとえば“こういうお仕事ありますけど”っていうときにマネジャーさんたちと対等な立場で決めていく」と話した。

■マネジメント契約、エージェント契約、STARTO社の契約形態は千差万別

芸能プロ関係者が話す。

「小山さんの言っていることがまさに内情で、STARTO社のタレントはマネジメント契約、エージェント契約のいずれかを選択することができ、さらにその細部はタレントによって千差万別。マネジメント契約でも“個別マネージャーは必要か。他のタレントと共通のマネージャーでもいいか”“送迎は必要か”など、かなり細かくカスタマイズできるそうなんです。

その内容によってギャラの配分も違うといい、マネジメント契約の場合、タレントと事務所で4対6だったり、5対5、中には6対4に近いケースもあるといいます。タレントが“6”に近い場合は、細かいケアがないケースですよね。契約を結ぶ際に、ギャラの条件交渉もあったそうですよ。エージェント契約の場合は仕事ごとにまた条件が違ってくるんでしょうね。

『株式会社嵐』を立ち上げた嵐の場合、“ほぼ独立”と言ってもいいような契約なのではないでしょうか」

4月10日、「株式会社嵐」の設立が明らかになり、5人連名の声明では「これまで以上に主体性を持ち、これまで以上に主体的に判断をし、これまで以上に主体的に行動したい」と「主体」というワードを3度も出したことも話題を呼んだ。

翌11日には、弁護士で映画会社やエージェント会社の代表も務める四宮隆史氏が同社の代表取締役に就任したことも明らかに。

日刊スポーツの取材に四宮氏は《活動の基盤を作り、準備している段階です。マネジメントより、まず環境作りです。活動の1番、大事な下地を作っている、ということです》とコメント。さらに《環境を整えてから(テレビ局、映画各社や)STARTO ENTERTAINMENT含めた、関係各所との調整を行っていくことになるでしょう》と説明した。

「株式会社嵐にとってSTARTO社も“関係各所”の1つということですよね。つまり、嵐はSTARTO社と一蓮托生ではなく、同社は仕事の契約先の1つということなのではないでしょうか。

そして、小山さんも言っていましたが、タレント自身も他の在籍タレントがどんな契約を結んでいるのかは全く分からないといいます。個々に相当細かく設定がされているようですからね。STARTO社はそれぐらいタレント主導で、自主性に任せているということなのでしょう」(前同)

本格始動から1週間が経過したSTARTO社――タレント、マネージャーの仕事のやり方も含め、軌道に乗るまでにはもうしばらく時間がかかりそうだ。

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