ブルージェイズが同地区首位にカード勝ち越し 菊池雄星が“4度目の正直”で今季初白星

○ ブルージェイズ 5-4 ヤンキース ●
<現地時間4月16日 ロジャース・センター>

トロント・ブルージェイズが同地区首位のヤンキースに連勝でカード勝ち越し。先発した菊池雄星投手(32)が今季初白星を掴んだ。

今季4試合目の先発となった菊池は、初回を三者連続三振で終える絶好のスタート。2回表には味方の失策から先制点を許したが、以降は無失点。6回表には投球後に左脇腹を気にする仕草を見せ、首脳陣が2度マウンドへ集まるも続投。6回を投げ切り4安打、1四球、9奪三振、1失点の投球で、今季1勝目の権利を持って降板した。

打線は菊池に今季初援護を記録。3回裏にジャスティン・ターナーの中犠飛で同点とすると、続く4回裏にはヴラジーミル・ゲレロJr.が2点適時打を放って勝ち越し。6回裏にはさらに2点を追加し、リードを広げた。

ブルージェイズは2点リードの最終回、スプリングトレーニング中の負傷により出遅れていた守護神ジョーダン・ロマノが今季初登板。同点の走者を背負いながらも試合を締め、今季初セーブ。チームは4連勝で同地区カードの勝ち越しを決めた。

菊池は昨季から3先発で2勝0敗、16回1/3を投げて防御率1.10と好相性のヤンキースに対し、この試合も好投。前回対戦に続いて全投球の3割以上のカーブを投じ、最速97.8マイル(約157.4キロ)のフォーシームと合わせ、相手打線を手玉に取った。今季4戦目を終え、1勝1敗、防御率2.08をマークしている。

© 株式会社シーソーゲーム