中高生の第3の居場所に 鎌倉青少年会館を再整備 鎌倉市

二階堂の青少年会館

二階堂にある鎌倉青少年会館が、11月10日のリニューアルに向けて動いている。目指すのは、中高生が放課後や休日に自由に気兼ねなく過ごせる、家でも学校でもない「第3の居場所」だ。

2つの研修室、調理実習室、自由に過ごせるロビー、運動ができる広場(グラウンド)を備える同館。「青少年の交流と活動の場の提供」を目的に開設されたが、現状の利用者の割合は30代以上が過半数で、併設する放課後かまくらっ子などを利用する小学生が約4割。中高生の利用は5%にも満たない。

そこで市青少年課は、当事者の声を探るべく、2年前に中高生3千人にアンケートを実施。すると、4人に1人が「学校を居場所と感じていない」ことが分かり、改めて第3の居場所の必要性を認識したという。

実行委員・出演者支援金を募集中

居場所づくりに向けて、昨年は夏と冬に中高生有志による実行委員会を開催。現在は、実行委員の松原駿吾さん=人物風土記で紹介=らが中心となり、11月のリニューアルイベントを企画。出演者や実行委員も引き続き募集中だ。申し込みは、市内在住・在学の中高生対象で5月末締切。

さらに、会館広場をスポーツができるように整備する支援金も募っている。6月末締切。

いずれも詳細・申し込みは青少年課【電話】0467・61・3886、または「鎌倉青少年会館リニューアル」で検索を。

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