「お腹いっぱいにすれば悪い事しなくなる」“歌舞伎町子ども食堂”で無料で手料理振る舞う トー横の若者に居場所を【アスヨク!】

料理を作っているのは、食堂の中心メンバー助川聡史(すけがわさとし)さん。

助川聡史さん:
お腹いっぱいにすれば悪い事しなくなるんじゃないかというのが、そこからですね。

食堂に来る若者の多くが、家庭や学校などで事情を抱えている。そんな彼らに、2年ほど前から手料理を無料で振る舞っている。

助川聡史さん:
なるべく家庭の味に近いものというのを意識して、そうすると安心するから。

「食事」を通して、助川さんと若者の信頼関係は深まっている。

食堂に来た若者:
2割貯金するみたいな?

助川聡史さん:
貯めたやつを募金箱に全部どさっと。

食堂に来た若者:
全部?1年分?(笑)

このように笑顔で掛け合い、彼らにとって同じ目線で向き合える良き話し相手になっている。

かつて企業で「営業マン」をしていたという助川さんの活動のきっかけは、知人からの誘い。営業で培った“人との向き合い方”が今も生きているようだ。

助川さんが彼らに伝えたいこととは…。

助川聡史さん:
(みんな)何かしら抱えながら生活してるんだと思うんですけど絶対に乗り越えていけるし、1人って思ってるのは、たぶん自分だけっていうのが伝えたい。

子供たちが楽しく過ごせる居場所を、料理とともに作る助川さんの活動はあすも続く。
(「イット!」4月15日放送より)

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