まだG.O.A.T.と呼ばれるには“ほど遠い”と語るチーフスQBマホームズ

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【Steve Sanders/Kansas City Chiefs via AP】

『TIME(タイム)』誌がカンザスシティ・チーフスのクオーターバック(QB)パトリック・マホームズを2024年版の世界で最も影響力のある人物の1人に選出した。そうして、マホームズは輝かしい経歴をまた1つ増やしている。

すでに3度のスーパーボウル制覇を経験し、その度にスーパーボウルMVPに輝いている28歳のマホームズは、年間MVP賞を2度受賞し、オールプロのファーストチームに2回、プロボウルに6回選出されてきた。また、タッチダウンパス数で2度、パスヤードで1度、NFLトップになり、プレーオフでのパサーレーティングを含む、ポストシーズン記録も複数保持している。

タイム誌のショーン・グレゴリーの取材に応じたマホームズは「キャリアの始め方としては少なくともトップ3に入れた。そういう言い方をしておく」と語った。

そうした話の中でトム・ブレイディとジョー・モンタナについて触れたマホームズは、スーパーボウルで優勝したことはないが、NFL史上最高のパサーの1人と評価されているダン・マリーノの名前も挙げている。

チーフスがスーパーボウル連覇を達成したことで、マホームズがグレイテスト・オブ・オール・タイム(G.O.A.T./史上最高)と呼ばれるブレイディに追いつく可能性について、議論が巻き起こっている。

しかし、マホームズはグレゴリーに対し、G.O.A.T.と呼ばれるには「ほど遠い」と強調した。

マホームズは「一貫性のあるキャリアを築かなければならない。どのスポーツでもそうだ。ここまでは好調だった。今のところは素晴らしい仕事をしてきたと思う。でも、トムが長い間やっていたこと、ペイトン・マニングやアーロン・ロジャースがやってきたことをするのは難しい。多くの選手が長い間、高いレベルにいた。そういう会話に加わるためには、毎年、そうしなければならない。前の年にできたことを当たり前だと思ったらダメだ」とコメントしている。

また、マホームズは「それは俺が引退してから話すことだ。その時点で人はそれを判断できるだろう」とつけ加えた。

【RA】

© NFLJapan.com