天満屋前田選手 五輪での活躍誓う 女子マラソン代表 本社来訪

花束を手にする前田穂南選手

 今夏のパリ五輪女子マラソン代表に内定している天満屋の前田穂南選手(27)が17日、岡山市北区柳町の山陽新聞社を訪れ、自身2大会連続となる大舞台での活躍を誓った。

 前田選手、山口衛里監督らが訪問し、松田正己社長(岡山陸上競技協会会長)が「五輪出場おめでとうございます」と祝福の花束を前田選手に贈った。松田社長は2時間18分59秒の日本新記録で代表入りを決めた1月の大阪国際女子に触れ、五輪での快走を期待した。パリの難コースを今月試走した前田選手は「聞いていた以上に起伏が激しかった。脚づくりに取り組み、本番で最大限のパフォーマンスを発揮したい」と決意を述べた。

 前田選手は大阪国際女子で19年ぶりに日本記録を更新し、代表の最後の1枠をつかんだ。今後は6月からの米国合宿などで仕上げを図る。

パリ五輪への抱負を語る天満屋の(左から)前田穂南選手、山口衛里監督ら=山陽新聞社

© 株式会社山陽新聞社