肩の手術から数カ月後のQBリチャードソンは「とてもいい状態にある」とコルツHCスタイケン

インディアナポリス・コルツのヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケン【AP Photo/Alex Slitz】

インディアナポリス・コルツのヘッドコーチ(HC)シェーン・スタイケンは現地16日(火)に、状況報告を求めている人々に応えた。

スタイケンHCはクオーターバック(QB)アンソニー・リチャードソンについて次のように述べている。

「彼はとてもいい状態にある。とてもいい話し合いをしたが、その内容についてはもちろん秘密にしておく。彼の肩の調子はいい。以前話した通り、練習に参加する準備は整っている。彼は投げることになるが、限定的に行う。もちろん状況を見守りながら、慎重に進めていくが、彼は本当にいい状態だ」

これは、リチャードソンが有望なプレーを1カ月間続けた後に、手術を受けるためにチームを離れるという難しい判断をコルツが下した時に、考えていた結果だ。常に将来を見据えており、過去6カ月半を耐えに抜いた後、リチャードソンはスタイケンHCが言うように、素晴らしい状態にある。

まだ4月でよかったと言えるだろう。もしコルツが今日試合をしなければならなかったとしたら、どうなることか。今は、本当に大事な時期が数カ月後に訪れるのはいいことだ、とだけ言っておこう。

スタイケンHCはリチャードソンがワークアウトで無理をしないように制限する必要があるかと聞かれ、こう答えている。

「ああ、そうだね。彼は競争心が強い。素晴らしい選手になりたいと望む競争心のある選手は、自分を追い込みたいと思うものだ。でも、繰り返しになるが、われわれは様子を見ながら対応していかなければならない」

とはいえ、手術でしばらくチームから離れていたリチャードソンが、チームメイトと一緒に活動できるようになったのは、特にシーズン最終週までプレーオフ進出をかけた戦いを見守るしかなかった後では、素晴らしいことだ。さらに、コルツが基礎から——スタイケンHCが火曜日に話したように、ハドルを組むことを含めて——進める間、リチャードソンは、昨年コルツに初めて足を踏み入れた時よりも1カ月早く、精神的な準備を整えることができる。

スタイケンHCはさらにこうコメントした。

「それは重要なことだ。彼にとっては新しいことではないだろう? 彼はすでに専門用語を知っているし、現在進行中のミーティングにも参加している。彼は復習して、理解度チェックを行っているが、しっかりと把握しているはずだから、このオフシーズンや新シーズンに向けて、いい基礎ができている。いい感じだ」

肩を負傷したにもかかわらず、リチャードソンを中心選手に据えたときのコルツの未来がいかに明るいかは、わずか1カ月で明らかになった。コルツは今、リチャードソンをフランチャイズクオーターバックに据えて旅を再開し、レギュラーシーズンが始まる頃には、リチャードソンが順調に舵を取っていることを期待している。

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