八代英輝氏、メジャーリーガーの家族代理人の経験が 大谷へ「疑問を相談できる人を」と呼びかけ

 八代英輝弁護士

 八代英輝弁護士が17日、TBS系「ひるおび!」で、ドジャースの大谷翔平の元通訳だった水原一平容疑者の問題について、連絡がすべてに水原容疑者が絡んでいたいびつな構図に「疑問に思ったことを相談できる人がいた方が絶対にいい」と語った。

 この日は連日続く水原容疑者の問題を特集。大谷の会計士らの契約は、大谷との直接契約ではなく、大谷の代理人のバレロ氏と契約になっていたことなどを説明。そのため、会計士などが大谷に連絡を取る場合は、バレロ氏、水原容疑者と、間に入る人間が多いことも説明していた。

 国際弁護士の吉田大弁護士は、密室でのやり取りは言った言わないになりやすいため「専属の弁護士にすぐに連絡を取れる体制を」と指摘。八代弁護士も「私もメジャーリーグのファミリーのプライベートの代理人を務めたことがある」という経験から、すぐに連絡が取れる弁護士の存在は「必要だと思います」と話した。

 特に大金がからむと「よからぬ人も近づいてくる」といい「何か疑問に思った事を相談できる人がいたほうが絶対にいい」と訴え。また、米国ではバレロ氏への風当たりが強くなっているという報道にも「会計、口座情報を明らかにすることが消極的というのは、大きな信号。これをバレロ氏が見過ごしたのは大きな批判を浴びる」といい、「いかに水原氏が信頼を勝ち得ていようが、本人に確認するべき」と、バレロ氏の仕事ぶりに疑問を呈していた。

© 株式会社神戸新聞社