女性用風俗がテーマのドラマ「買われた男」で瀬戸利樹、久保田悠来、池田匡志がセラピストの講習を受けて役づくり

テレビ大阪・BSテレ東ほかで、本日4月17日にスタートするドラマアディクト「買われた男」(水曜深夜0:00)の試写会と記者会見が行われ、主演の瀬戸利樹、共演の久保田悠来池田匡志が出席した。

物語の舞台は、セックスレスの主婦や芸能人、女性社長、風俗嬢など悩みを抱えた女性たちが訪れる女性用のマッサージ店「KIRAMEKI」。訳アリ女性たちの心も体も癒してくれるのは、優しい雰囲気が売りのセラピスト・ヤマト(瀬戸)、包容力抜群で色気担当の龍一(久保田)、華やかなルックスで人気No.1のシアン(池田)と個性豊かなセラピストたちが働いている。素肌を優しくマッサージし、恋人以上に気持ちに寄り添ってくれるセラピストたちに心も体も癒されていくデトックスヒーリングドラマだ。

原作は、コミックシーモアで連載中の漫画・三並央実氏&原作・芹沢由紀子氏による人気漫画「買われた男~女性限定快感セラピスト~」。フェムテック商品、セルフプレジャーなど女性の“性”を前向きに捉えようという動きの中、地上波ドラマでは初となる「女性用風俗」をテーマに描かれる。

女性用風俗というセンシティブなテーマを扱う作品ということで、率直な印象を、瀬戸は「セラピストは僕が思っていた以上に女性に対して気を使う、女性ファーストであるというところを感じました。ドラマでは施術シーンにフォーカスがいきがちですけど、女性の悩みに真摯(しんし)にセラピストが向き合って、心も体も癒やすというのがテーマになってくると思うんです。そこは自分の中でも意識をしてやっていました」と打ち明ける。

また、ドラマ撮影にあたってセラピストの講習を受けたことを明かした久保田も、「いろいろ勉強になりました。心遣いも含めてすごく丁寧に教えていただいたので、それをドラマに反映できていればなと思っております」とプロのセラピストによるレクチャーからの学びが多かった様子。加えて、撮影ではちょっとした露出もあるため、体づくりにも余念がなかったそうだが、「いろいろやったんですけど、結局、胸から上しか映らないんですよね(笑)」と苦笑。

瀬戸と久保田はこれまでに共演経験があるが、池田は今回が2人との初めての共演。「最初は2人とは全然しゃべれなくて、すごく緊張してたんです。でも、優しく話しかけていただいて、撮影現場を柔らかく和ませることができる方なんだなって…」と感謝。

続けて「久保田さんに初めて会った時は、このイケボも相まって大人の色気を感じました。でもオープニングの撮影で、3人でうさ耳(ウサギの耳)が付いた帽子をかぶった時の久保田さんのギャップがいい意味で面白くて、かわいいらしくて。あの格好でイケボってだけで僕はツボってました(笑)。あと瀬戸さんも、オープニングでピタって止まらなきゃいけないシーンで、つらい体勢なのに見事に何回もピシって決めていて、すごく体幹が強い方なんだなって思いました」と、2人とのエピソードを語った。

今ではすっかり打ち解けたという3人の中でも、一番おちゃめでボケるのは、意外にもクールに見える久保田なのだそう。キービジュアルの撮影の際に「ちょっとりりしく憂いのある表情で撮っていただいている最中なのに、口は動かさず腹話術みたいな感じで、僕しか聞こえないくらいの声でこっそりしゃべってくるんですよ、イケボで(笑)」と瀬戸が明かすと、久保田は「今日みたいなフォトセッションの時とかでもよくやりますよ。なんかしゃべってないと間がもたないので(笑)」とその真意を説明。すると池田も「僕の位置からだと『なんか言ってるな』くらいの低いトーンで聞こえてきます。なんかうるさかったので、僕はあっちを向いて一生懸命頑張っていました(笑)」とイジるなど、仲のよさをうかがわせた。

その後、撮影中にチャレンジしたことを聞かれると、瀬戸は少し考えてから「食事制限」と回答。「料理も好きでやるんですけど、豚肉と牛肉を食べないとか、同じものばかりを食べることが多かったのはちょっときつかったです」と吐露しつつ、そのおかげで肉体的にはかなり引き絞れたという。

池田がチャレンジしていたのは「保湿」。「撮影期間中、爪や指を常に奇麗にするのは頑張っていました。一番よかったのはマッサージ用のオイル。指を保湿するならオイルがいいよってみんなに教えてあげたいです」と思わぬ収穫だったそう。

そして、久保田は「僕の役は施術がちょっと独特なので、それで自分が笑いそうになる時があったんです。その笑いとの戦いがチャレンジでしたかね。ちょっとゲラ(笑い上戸)なところがあって、1回スイッチが入っちゃうともう駄目。だから一生懸命ちゃんとほぐすぞ!って気持ちでやっていました」と撮影中の苦労を告白した。

最後に、池田は「三者三様なセラピストと訪れる女性客。この世界を堪能していただけたら。そこにどんなドラマがあって、この3人がどんなデトックスを与えるのか、楽しみにしていただけたらうれしいです」とコメントし、久保田は「個性豊かなセラピストといろんなお客さまの物語を楽しんでいただけると同時に、原作がまだ5話しかないんですけど、そこと照らし合わせてもいろいろ楽しんでいただけるのかなとも思います」とメッセージを発信した。

瀬戸はあらためて、「お客さまのバックボーンだったり、なぜセラピーを受けることになったかというシーンもこのドラマではしっかりと描かれています。女性の方には共感していただけることも多いと思いますし、男性の方もセラピストの施術を参考にして気付きがあるかもしれません。僕らも精いっぱい頑張りましたので、たくさんの方に見ていただけたらと思います」と力強くアピールして、会見を締めくくった。

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