大谷翔平が5打数2安打で9度目マルチ安打もチャンスで3度凡退 得点圏打率0割5分3厘

大谷翔平

【カリフォルニア州ロサンゼルス16日(日本時間17日)発】ドジャースの大谷翔平投手(29)は本拠地でのナショナルズ戦に「2番・DH」で先発出場し、5打数2安打だった。打率3割4分1厘。チームは6―2で勝って、連敗を2で止めた。

相手先発は左腕コービン。初回無死一塁は2ストライクからの3球目、真ん中低めの92・4マイル(約148・7キロ)のシンカーにバットを合わせて逆方向へ。痛烈なライナーは左前にはずんだ。続くフリーマンが四球を選んで無死満塁。4番のT・ヘルナンデスの遊ゴロ併殺打の間に1点を先制した。

ベッツの左中間適時二塁打で3―0とリードを広げた2回一死二、三塁は初球の92・3マイル(約148・5キロ)の外角シンカーを強打。打球速度107・7マイル(約173・3キロ)の弾丸ゴロは前進守備の二塁手の正面だった。4回二死一、三塁も初球の92・4マイル(約148・7キロ)の外角シンカーを引っ張って二ゴロに倒れた。

4―2の7回無死二塁も初球攻撃。91・2マイル(約146・8キロ)の外角シンカーを中堅へ打ち上げた。大歓声が上がったが、伸びずに平凡な中飛だった。これで得点圏は3月20日の韓国・ソウルでのパドレスとの開幕戦の8回一死一、二塁で左前適時打を放って以降、2犠飛を含み20打席無安打。通算は19打数1安打、打率0割5分3厘、4打点は開幕して20試合とはいえ、さびしい数字だ。

ベッツの適時打で6―2となった8回二死一塁はカウント2―2からの5球目、外角高めの見送ればボールの94・4マイル(約151・9キロ)のフォーシームに何とかバットを当てるとボテボテのゴロが三塁前へ。快足を飛ばして三塁内野安打とした。

日本選手単独トップに立つ176号は5試合連続でお預けとなった。今季9度目のマルチ安打と安打は出ているが、最も期待されているのは得点圏での勝負強い打撃。2本目の適時打を放ちたいところだ。

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