細田博之氏の死去に伴う衆議院島根県第１区選出議員補欠選挙が4月16日告示、4月28日投開票の日程で実施されています。今回の衆院島根1区補選には届け出順に、公明党が推薦する自民党新人の錦織功政氏（55）、立憲民主党元職の亀井亜紀子氏（58）の2名が立候補しました。本記事では自民党新人の錦織功政氏についてご紹介します。
衆院島根1区補欠選挙に立候補 亀井 亜紀子（かめい・あきこ）氏の経歴・政策まとめ
島根県松江市出身、早稲田大学卒業。大蔵省（現 財務省）に入省し、復興庁統括官付参事官、財務省中国財務局長等を歴任
錦織氏は1969年島根県松江市生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業。大蔵省（現 財務省）に入省し、内閣府政策統括官付参事官兼政策企画専門官、外務省在スペイン日本国大使館一等書記官、熊本県企画振興部長、金融庁証券取引等監視委員会事務局特別調査課長、復興庁統括官付参事官、大臣官房地方課長、財務省中国財務局長を歴任しました。
錦織氏が掲げる政策とは
錦織氏は自らのホームページにおいて以下の施策を公表しています。
○政治への信頼回復
自民党の、立党の精神である「政治は国民のもの」という原点に立ち戻り、国民の信頼回復に努めます。政治資金パーティーは全面禁止とし、政策集団の政治資金収支報告書への外部監査導入などを進め、政治資金の透明性を確保します。また、逮捕・起訴された議員の処分厳格化や、会計責任者が逮捕・起訴された場合には議員にも処分を行うなど、違反に対する処分の厳格化を進めます。
○島根経済の安定的発展
物価高を上回る賃上げ、所得増を実現するために、所得税・住民税の定額減税によって可処分所得を下支えします。燃料高騰・物価高といった生活を直撃する経済変動に対応すべく、ガソリンや電気ガス価格の激変緩和措置を機動的に実施します。また、地方公共団体による独自の物価高対策への財政支援を拡充し、デフレからの完全脱却を目指して、財政政策と金融政策のベストミックスにより、民間経済を安定した成長軌道に乗せていきます。
○年金・医療・看護・介護・子育て環境の充実
住み慣れた地域で安心して住み続けられるよう、給付額・サービスの水準を落とさずに、持続可能な社会保障制度を構築します。島根における医療・看護・介護の担い手を確保するとともに、その処遇改善に努めます。
○中山間地域・離島振興
中山間地域の各集落間、あるいは都市との間の公共交通の維持・再構築について、国が積極的に支援する枠組みを構築します。島根の持つ「美しい風景」や「品格ある文化」といった地域に内在する価値の再発見と広報を強化していきます。
○教育の充実・多様化
教育の質の向上に向け、教師の働き方改革、処遇の改善、学校の指導・運営体制の充実を一体的に進めていきます。小・中・高等学校で児童生徒の不登校が 10 年連続で増加している現状に鑑み、授業のオンライン配信や不登校特例校の設置促進など、多様な学びの場を提供します。
○女性活躍の推進
結婚や出産・育児がキャリアアップの障害とならないよう、社会全体の仕組みを変革していきます。多様な働き方を許容する職場を拡げ、企業における女性の幹部登用を促していきます。男女の賃金格差を無くし、女性の所得向上・経済的自立に向けた取組を強化します。
○農林・畜産・水産業の振興
島根の宝である農林・畜産・水産業への支援をさらに充実させ、「努力や創意工夫が報われる農林畜水産業」の実現を目指します。経営承継を含む新規就農人材の確保や、農林大学校による人材育成、肉質日本一しまね和牛の畜産振興、複数漁業の組合せによる高収益操業モデルの確立など、若い担い手の育成と定着支援を手厚く実施していきます。
○人口減少対策
今後、約40年間で総人口の1/3が失われる我が国経済の活力を維持向上させるため、新産業の育成や外需の取込みなどを通じて民間投資を促進し、国内消費を喚起します。「成長と分配の好循環」を継続することによって経済社会を支える分厚い中堅層を復活させ、人口減少の中にあっても「競争的で活力のある社会」「努力すれば報われる社会」を実現していきます。
○商工・観光・ITの振興・中小企業対策
中小事業者への手厚い資金繰り支援を継続するのはもちろん、事業承継や販路開拓、事業再構築といった新たなニーズにも、官民金融機関との協働により対応していきます。新たな成長分野であるIT産業を島根に根づかせ、その専門人材を島根で育成できるよう支援します。
○産業人材の育成
人手不足解消のため、定年引上げに伴う高齢者雇用の拡大や女性雇用の更なる推進といった労働人口増加策に取り組みます。リスキリング（職業能力の再開発）の普及や終身雇用制度の見直しといった、労働力の質の向上に資する施策も着実に推進します。
○国土強靭化・インフラ整備
山陰自動車道や境港出雲道路から成る「8の字ルート」の事業推進に取り組むのはもちろん、中山間地域における生活道路の整備も着実に進めてまいります。
○スポーツ・芸術文化の振興
国民の心身を健全に保ち、多彩で充実した社会生活を提供するために、スポーツや芸術文化を振興します。2030年に島根県で開催予定の「島根かみあり国スポ・全スポ」の成功に向けて取り組みます。
○エネルギー対策
島根原発2号機の再稼働に向けた取組を着実に進めていきます。その大前提として、原発の安全対策がしっかり取られるよう国や電力事業者に強く働きかけ、必要な措置の実現に貢献します。
○外交・安全保障政策
欧米とは異なる我が国独自の外交戦略を、特にアジアと中東において展開し、国際社会における我が国のプレゼンスを高め、国連常任理事国となることを目指します。「貿易立国たる我が国の発展は国際平和が大前提」との認識の下、必要な国連平和維持活動に貢献してまいります。また、東アジアにおける我が国安全保障の観点から、バランスの取れた防衛力の確保に努めます。
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