大谷翔平に7億ドルの重圧か 得点圏で初球撃ち…指揮官指摘した“力み”「抑えないと」

試合後の取材に応じたドジャースのデーブ・ロバーツ監督【写真:小谷真弥】

得点圏3打席でいずれも初球撃ちして凡退した「これまで以上に積極的に」

■ドジャース 6ー2 ナショナルズ(日本時間17日・ロサンゼルス)

ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地・ナショナルズ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、5打数2安打だった。好機で迎えた3打席で凡退し、得点圏では20打席連続無安打。デーブ・ロバーツ監督はどう見ているのだろうか。

なぜかチャンスで打てない。2回2死二、三塁、4回2死一、三塁と2打席連続で二ゴロ。7回2死二塁は中飛に打ち取られた。いずれも初球シンカーで封じられた。デーブ・ロバーツ監督も首を傾げつつも、ユニコーンの“力み”を指摘した。

「間違いなくアグレッシブな打者だと思う。得点圏に走者がいる時に、これまで以上に積極的になっている。我々は、それ(気持ち)を抑えないといけない。我々は対処していく」

初回無死一塁では低めシンカーを左前へ。8回2死一塁の三塁内野安打で4試合ぶりマルチ安打をマークした。リーグ8位の打率.341、同7位のOPS1.019といずれも好成績。決して調子が悪いわけではない。

3月20日のパドレスとの開幕戦(韓国・ソウル)の8回2死一、二塁で左前適時打を放ったが、それ以降、得点圏では快音は出ず、19打数1安打で得点圏打率.053となった。これが7億ドル男のプレッシャーなのか。今後の奮起が期待される。(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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