吉瀬美智子出演のアサヒ「GINON」CMソングは、あの“キング”の名曲!

4月2日から全国発売となったレモンとグレープフルーツの2フレーバーで展開するジンベースの無糖柑橘サワー、アサヒ「GINON」(ジノン)のTV-CMが3月28日よりオンエア。

CMキャラクターに“お酒好き”なことで知られる女優の吉瀬美智子を起用し、「GINON、はじまる」篇、「GINONとあの人」篇をはじめ、「ビールしか飲まないあなた」篇、「たまにチューハイ派のあなた」篇、「チューハイ一筋のあなた」篇などのシリーズで、吉瀬が「GINON」への期待やおいしさを語りかけています。

このCMで使われている楽曲は、米ジャズ・ピアニスト / 歌手のナット・キング・コール(Nat King Cole)の人気曲「L-O-V-E」(ラヴ)をCM用にアレンジしたオリジナル・カヴァーです。「L-O-V-E」はミルトン・ガブラーが作詞を、ベルト・ケンプフェルトが作曲を担当し、1964年にシングル・リリース。1965年1月リリースのアルバム『L-O-V-E』にも収録されています。ただ、その翌月にナット・キング・コールが45歳という若さで亡くなったため、同作が生前最後のアルバムとなってしまいました。

ジョス・ストーンや、日本では荻野目洋子が41枚目のシングル「LOVE」(宮本真希主演の昼ドラマ“愛の劇場”『ラブ&ファイト』主題歌にも起用)としてリリースするなど、多くのアーティストにカヴァーされている「L-O-V-E」ですが、実はナット・キング・コールは日本語ヴァージョンもレコーディングしていました。「Lと書いたらLook At Me」で始まる日本語ヴァージョンは、作詞・訳詞家の漣健児(さざなみ・けんじ)が訳詞を担当。漣は坂本九の「ステキなタイミング」をはじめ、飯田久彦「ルイジアナ・ママ」、中尾ミエ「可愛いベイビー」など洋楽オールディーズ・カヴァーのヒット曲を次々と手掛けたことでも知られています。なお、ナット・キング・コールはフランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語などでも「L-O-V-E」をレコーディングしていたようです。

「L-O-V-E」は『キング・オブ・ベスト』(写真)ほか、『ナット・キング・コールのすべて』『ナット・キング・コールの世界』『アンフォゲッタブル~ナット・キング・コール・ベスト』といったベスト・アルバムなどに収録。ナット・キング・コールの声をオーヴァーダビングさせ、父娘の“デュエット”を実現させた「アンフォゲッタブル」を収録した娘ナタリー・コールの1991年のアルバム『アンフォゲッタブル』(原題『Unforgettable... with Love』)では、娘のナタリーが「L-O-V-E」を歌っています。

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