南萌華のフィードが決勝点呼び、熊谷紗希は今節ベストⅪ選出!ローマがユベントスとの上位対決制し女子セリエA連覇に王手

[写真:Getty Images]

なでしこジャパンのDF熊谷紗希とDF南萌華を擁するローマが、重要な一戦を制した。
【動画】南萌華のフィードから決勝点が生まれ、ローマがユベントスに勝利

リーグ戦で首位に立つローマ(勝ち点57)は15日、女子セリエA上位プレーオフ第4節で、2位のユベントス(勝ち点47)とホームで対戦し、2-1で勝利。熊谷はアンカーで、南はセンターバックの一角でフル出場した。

今冬加入のアラヤ・ピルグリムがスピードを生かした独力でのゴールで開始5分に試合を動かしたが、折り返して早々の47分にFKから同点弾を許す。80分にはユベントスが退場者を出し、ローマの数的優位となって迎えた85分、南のフィードにエーブリヌ・ビアンが抜け出して渾身の一撃を見舞うと、GKが弾いたボールにエミリエ・ハーヴィが絡み、最後はビアンが蹴り込んだ。

熊谷はリーグ選定の今節ベストイレブンにも選出。両選手は試合後、それぞれのインスタグラムにて次のようにコメントを残した。

「Juventusとの首位対決、大きな大きな勝利!!!みんなに感謝、Grazie。また最高の準備をして、次に向かっていきたいと思います。たくさんの応援本当にありがとうございました(熊谷紗希)」

「首位対決、勝利することができました。平日にも関わらずたくさんの後押しに感謝です!今シーズンも残り少なくなってきています!最後まで突っ走ります(南萌華)」

今節の勝利でローマとユベントスの勝ち点差は「13」にまで開き、ともに残す試合数は「5」。3位フィオレンティーナ(勝ち点39)に優勝の可能性は残されていないため、早ければ次節20日にローマの2連覇が決まる。

20日の上位プレーオフ第5節では、ローマは3位フィオレンティーナ、ユベントスは4位サッスオーロ(勝ち点32)と、それぞれ対戦する。

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