「NO、NO、NO」CLでバルサ撃破もエムバペの将来の決断は変わらず「偉大なチームとの対戦までもう一歩だ」

現地時間4月16日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2レグでアウェーのパリ・サンジェルマンがバルセロナに4-1で勝利。2戦合計6-4でパリSGが3シーズンぶりの準決勝進出を決めた。

ホームでの第1レグを2-3で落としたパリSGを逆転勝利で準決勝へと導いたのが、キリアン・エムバペだった。トータルスコア4-4で迎えた61分にPKで値千金の逆転弾を奪うと、89分にはダメ押しゴールを挙げている。
【動画】逆転弾を含むエムバペの2ゴール

スペイン紙『Mundo Deportivo』によれば、試合後のミックスゾーンで記者から「この試合の勝利が将来の決断に影響があるか」と質問されたエムバペは、こう回答したという。

「NO、NO、NO。ただ、私にはパリでチャンピオンズリーグを制覇するという夢がある。偉大なチームとの対戦までもう一歩だ。(CL決勝の会場)ウェンブリーに到達できるよう努力するつもりだ」

クラブから正式な発表こそないが、エムバペの今夏のパリSG退団はもはや不可避な状態で、フリーでのレアル・マドリー行きが濃厚となっている。

「偉大なチーム」とはR・マドリーのことを指しているのだろうか。パリSGは、準決勝でアトレティコ・マドリーを下したドルトムントと対戦する。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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