「自分たちの基準を作った」WRカップの期待に応えようと努力し続けるラムズWRナクア

ロサンゼルス・ラムズのプカ・ナクア【NFL】

ロサンゼルス・ラムズのワイドレシーバー(WR)プカ・ナクアは2023年に、レシーブヤードとレシーブ数で新人レシーバーの歴代最高記録を更新した。それでも、スターワイドアウトであるナクアは、チーム内のレシーバー陣にいる偉大な存在を追い続けている。

ナクアは現地15日(月)、WRクーパー・カップのような、かつて3冠王に輝いたチームメイトがいると、常に高い基準が求められると指摘した。

ラムズの公式サイトによると、ナクアはこう話したという

「クープ(クーパー・カップ)の期待に応えようと今も努力している。なぜなら、彼は俺たちのワイドレシーバールーム、そしてNFLの多くのレシーバーに対して基準を設けたんだ。つまり、3冠王になることだ。ついこの間も彼に言ったんだけれど、ワイドレシーバーがこれまでどうやってスーパーボウルMVPを獲得してきたのか知らないんだ」

「基準はまだとても高く設定されているし、自分がそれに近づいているとは思っていない」

ドラフト5巡目指名のナクアは、ルーキーシーズンでNFLの舞台に飛び込み、最初の4試合中3試合で100ヤード以上を記録するという素晴らしいパフォーマンスを見せた。ナクアは合計7試合で100ヤード以上をマークし、そのうち3試合では150ヤード以上を獲得。ナクアは通算でレシーブ105回で1,486ヤード、タッチダウン6回を記録し、プロボウルに選出された。

レギュラーシーズンでの記録に加えて、ナクアはプレーオフでデトロイト・ライオンズに敗れた試合で、レシーブ9回で181ヤード、タッチダウン1回をマークし、ポストシーズン1試合での新人記録を樹立している。

ナクアは常に自己改善を求めており、オフシーズンを利用してカップとともにトレーニングを積みながら、プロとしてのオフシーズンの過ごし方を学んだ。ベテランのカップからは栄養、休息の重要性、そしてプロとしてのコンディショニング方法についても教えてもらったというナクアは、次のように語っている。

「彼のコンディショニングの日は特に厳しかった。戻ってきた最初の週は、毎日吐いていたと思う。それが彼の芝生や茂みにかかるから、彼はそれあまり好まなかったよ。彼は“プカ、俺の茂みで吐くんじゃないよ、頼むから”って感じだった。でも、とても楽しかったし、今日ここに戻ってきたけれど、まるで途切れたことがなかったかのように感じた。“オフシーズンに何をすればいいのか分からない”と思っていた。でも、クープのプランに従って、すごく簡単に、正しい方向へと導かれたんだ」

ナクアは驚異的なルーキーシーズンを送ったが、まだ成長の余地がある。オフシーズンを通じてカップとともにトレーニングを行っていることは、ナクアの成長が今後も上向き続けることを強く示している。

【KO】

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