2024年は「みんなから恐れられ、尊敬されたい」とバッカニアーズRBホワイト

タンパベイ・バッカニアーズのラシャード・ホワイト【AP Photo/Mike Stewart】

昨シーズン終盤に大活躍したタンパベイ・バッカニアーズのランニングバック(RB)ラシャード・ホワイトは、シーズン序盤に欠けていたランゲームでの活力をオフェンスにもたらした。

キャリー272回でキャリアハイとなる990ヤード、タッチダウン6回を記録した昨季を経て、キャリア3年目を迎えようとしているホワイトは、自分はまだまだこれからだと考えているようだ。

チーム公式サイトによると、ホワイトは「このリーグにいれば、スカウトされたり、尊敬されたりしたいと思うものさ」と語ったという。

「みんな俺を置いていく。それを目の当たりにしてきた。それを見て、俺は最大限の力を発揮して、みんなから恐れられ、尊敬されるようになりたいと思ったし、俺が試合に出たときに“13番(マイク・エバンス)や14番(クリス・ゴッドウィン)だけじゃない。(1番のホワイトも)気にかけなきゃいけない”と言わせたいと思った」

昨シーズン序盤、バッカニアーズのランゲームは低調で、クオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドもバッカニアーズはラン重視のチームではないと指摘していた。シーズンの後半に、ホワイトはそうしたチームを正しい軌道に戻している。シーズン最後の7試合で、ホワイトはキャリー131回で531ヤード(キャリー平均4.05ヤード)、タッチダウン2回を記録。ポストシーズンでの2試合ではキャリー27回でキャリー平均4.7ヤードをマークした。

現地15日(月)、2024年に飛躍するためにはもっと効率的になる必要があると認めたホワイトは次のようにコメントしている。

「効率的なランニングバックになるのに、今はまだキャリー平均ヤードとかそういう部分で、キャリアの中で自分が望んでいる状態にはなっていない。俺としては“よし、彼は効率的だ”って言わせるのが次の大きなステップだと思っている。時間が経つとともに効率的なランニングバックになる。すでに言ったように、俺はたくさん試合を研究していて、効率的なランニングバックは平均的に(キャリー平均で)4.0から4.1ヤードを稼ぐ。ウォルター・ペイトンのような選手はね。それはきついし、難しいことだ。どんな状況が原因だったとしても、キャリー平均3.0ヤードとかそのくらいになるシーズンは誰にでもある。俺にとって一番重要なのは、試合を研究し、それを理解して、今年に効率的になることだ」

ロサンゼルス・ラムズのヘッドコーチ(HC)ショーン・マクベイのスキームで動いていた経験のあるバッカニアーズの新攻撃コーディネーター(OC)リアム・コーエンは、ホワイトが効率性を求めて新たな高みに到達するのを手助けできるかもしれない。ホワイトの起用法に関して、より興味深いと言えるのは、ホワイトがパス攻撃でどれほどダメージを与えられるかだ。この2年間はパスキャッチャーとしてあまり活躍していないものの、ホワイトはコーエンが率いるオフェンスには成長の余地があると信じている。

「もちろん、俺はスペースにたくさん出たい。自分はスペースにいるときに活躍できるような気がする」と話したホワイトは「リアムもそういう映像を見せてくれた。何回もね。(リアムは)その場にはいなかったけど、トッド・ガーリーとか(ダレル)ヘンダーソンとか、ウエストコーストのオフェンスの選手たちがラインバッカー(LB)とのマッチアップで、エンプティ(セット)でワイドに展開してタッチダウンを決めるところを見た。もちろんそれは、ただ学ぶだけじゃなくて、重要なことでもある。だからまあ、俺はそれを楽しみにしている。それに向けて準備するし、それが実現するんじゃないかと思っている」と続けた。

【RA】

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