札幌市里子の男児を殴るなどした疑いでホーム運営の男逮捕…児童相談所は逮捕まで気づくことができず

札幌市南区で里子の男の子の顔を殴るなどした疑いで再逮捕された男が送検されました。

里親から里子への暴行を、なぜ周囲は気づけくことができなかったのでしょうか。

札幌市南区の池田龍容疑者38歳は、今年2月、小学校に入る前の里子の男の子に対し、自宅で顔を殴るなどした疑いが持たれています。

池田容疑者は先月にもほかの里子の男の子に対し顔や足を蹴りけがをさせたとされています。

池田容疑者はおととし4月から最大6人まで里子を受け入れることができる「ファミリーホーム」を自宅で運営していました。

児童相談所は年に2回家庭訪問を行い、里子にも聞き取りをしていたということです。

■札幌市児童相談所赤倉明洋里親担当係長:

「(児童相談所の職員と)子どもだけの1対1の関係で話を聞いたりとかそういったことは極力していますね」「事件に関する部分っていうのは、今回(池田容疑者が逮捕されて)初めて認知したところであります。」

■永山友菜記者:

「近くに住む人によりますと、池田容疑者は近所付き合いが少なく、挨拶をしても全く返してこないこともあったということです。」

警察の調べに対し池田容疑者は「何も覚えていません」と容疑を否認していてほかの里子への暴行がなかったどうかなど、余罪についても調べています。

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