他人の車に投石疑い 青森県警巡査長を書類送検「一方的な恨みあった」

 他人の車に石を投げてへこませたなどとして、青森県警本部に勤務する20代男性巡査長が、器物損壊の疑いで書類送検されていたことが16日までに、県警監察課への取材で分かった。巡査長は「一方的な恨みを持っていた」と話している。

 同課によると、巡査長は2023年9月下旬ごろから24年1月15日までの間、県内の駐車場に止めていた他人の車に、複数回にわたり石をぶつけたり、ドアを蹴ったりして車体をへこませた。

 2人に面識はあるが、顔見知り程度。車体のへこみに気付いた被害者が、県内の警察署に被害届を提出して発覚した。巡査長は2月15日付で本部長訓戒の処分を受けており、既に依願退職したという。

 同課は「職員への指導を徹底し、再発防止に努める」としている。

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