アラブ首長国連邦で記録的豪雨、1人死亡 空の便混乱

[ドバイ 17日 ロイター] - アラブ首長国連邦(UAE)で16日、記録的な豪雨が発生し、少なくとも1人が死亡した。住宅に被害が出ているほか、空の便も混乱している。

国立気象センターによると、東部アル・アインでは16日の雨量が24時間弱で254ミリと、1949年の観測開始以降で最多を記録。1971年の建国以来、最大の豪雨となった。

16日夜には雨量が減ったものの、国内では17日も混乱が続いており、エミレーツ航空はドバイ国際空港を出発する便のチェックインを深夜まで停止した。豪雨の影響で運航ダイヤが大幅に乱れている。

地元メディアによると、北部では16日午前に発生した鉄砲水で車に乗っていた70台の男性が死亡した。

隣国オマーンでも3日連続で豪雨が発生し、国内メディアによると、児童を含む19人が死亡した。

UAEのメディアやソーシャルメディアへの投稿によると、一部の地域で道路の崩壊や崩壊や家屋の浸水などの被害が出ている。道路や駐車場が冠水し、完全に水没した車両もあった。

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