【MLB】「電光石火の投球」今季初勝利の菊池雄星を指揮官称賛 2三振を喫したジャッジも「我々にとって厳しい夜だった」と脱帽

ブルージェイズ菊池雄星投手が16日(日本時間17日)、本拠地で行われたヤンキース戦に先発登板。6回4安打1失点、1四球9奪三振の快投を披露し、今季4試合目で初勝利を挙げた。防御率は2.08となっている。

試合は5-4でブルージェイズが勝利し、4連勝を飾った。米複数メディアが伝えている。

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■シュナイダー監督「彼を信頼している」

菊池は初回、1番アンソニー・ボルピー内野手、2番フアン・ソト外野手、3番アーロン・ジャッジ外野手という超強力上位打線を3者連続空振り三振に仕留め、最高の形で立ち上がった。

2回に1点を失ったものの、3、4回はいずれも3者凡退に退けた。5、6回は出塁を許したが、後続をピシャリ。結局6回94球で救援陣にバトンを渡した菊池は、打線の援護も受けて今季初勝利を手にした。

4安打1失点、1四球9奪三振の快投について、チームを率いるジョン・シュナイダー監督は「ユウセイは本当に集中している。彼については、いつもこれを言っている気がするが、自信を持って投げている。我々は彼を信頼している。カウント有利な投球をしていて、すごく効率的になっている。彼のボールは素晴らしく、電光石火のようだ。特に今夜の変化球は素晴らしい武器になっていた。今、非常に良い状態にある」と称賛した。

■メジャー6年目「今季が1番自信ある」

試合後、取材に応じた菊池は「メジャー6年目だが、今季が一番自信を持っている。それは全体的なパフォーマンスだけでなく、すべての球種に対してだ。迷うことなく打者にアタックすることだけを考えている。1勝目が毎年1番難しい。勝ちが付き、次の試合を気持ち良く迎えられる」と胸を張った。

5日(同6日)のヤンキース戦でも5回1/3を4安打無失点で抑えており、この試合も加えると11回1/3を無失点。すっかり“ヤンキース・キラー”となっており、菊池の前に2三振を喫したジャッジも「彼が今夜のようにすべてのボールをコーナーいっぱいに投げ込んで来ると、我々にとって厳しい夜になる」と脱帽していた。

今季ここまで勝ち星に恵まれなかったが、防御率が示すように内容は悪くなかった。今季初勝利で勢いを得た左腕の次回登板に注目だ。

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