バッテリー上がり、タイヤのパンク… GW前に車の点検を JAF群馬支部が事前準備を呼びかけ

 高速道や観光地での渋滞が予想される大型連休を前に、日本自動車連盟(JAF)群馬支部は16日までに、昨年同時期に県内で発生したロードサービス(救援要請)の結果を分析し、発表した。昨年4月29~5月8日の10日間における救援要請は972件に上り、内訳は「バッテリー上がり」が293件(30.1%)で最も多かった。同支部は未然に防げたトラブルもあるとして、事前の点検や準備を呼びかけている。

 同支部によると、2位以下は「タイヤのパンク、バースト、空気圧不足」221件、「バッテリーの破損、劣化」73件、「キー閉じ込み」70件、「タイヤが側溝などに落ちる落輪、落ち込み」59件だった。

 バッテリー点検のポイントとしては①バッテリー液量が「UPPER」と「LOWER」と書かれた線の間にあるか②上部のプラスとマイナスの端子に腐食や緩みはないか③六つあるキャップの通気口を白い腐食物やごみがふさいでいないか―などが挙げられるという。タイヤは①空気圧は適切か②溝は残っているか③亀裂や傷はないか―に注意が必要だという。

 救援要請の場所別の内訳は、一般道923件、高速道49件。2022年は11日間で計846件だった。同支部は「救援要請件数が通常時より増える可能性もあるため、事前の点検でトラブルを避けてほしい」としている。

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