2024年の注目映画21本〜夏編〜 MCUや話題のアニメなどエンタメ超大作が勢ぞろい

賞レースシーズンもひと段落し、いよいよ新年度がスタート。今度のゴールデンウィークや夏休みなどにはどんな映画が待っているのでしょう。これから観られる映画ファン必見の21本のうち、今回は夏にみたい9本を先取り紹介!

『デッドプール&ウルヴァリン』

R指定の無責任ヒーローがついに“ディズニー”に降臨

マーベル史上最も破天荒なヒーロー、デッドプールの活躍を描き、R指定映画の世界歴代記録を塗り替えた痛快アクション「デッドプール」シリーズ最新作。シリーズ初のディズニー配給作品となり、“デップー”がついにMCU初参入。2月に公開された予告映像は、24時間で視聴回数3億6500万回を突破し、24時間以内に最も予告を視聴された映画に。

人体実験で驚異的な治癒能力と不死の肉体を得たのと引き換えに、醜い身体に変えられてしまった無責任ヒーロー”デッドプール”(ライアン・レイノルズ)が、孤高のヒーロー・ウルヴァリン(ヒュー・ジャックマン)と本格タッグ⁉ プライベートでも親交の深いレイノルズ&ジャックマンがどんな絡みで楽しませてくれるのか注目。

『デッドプール&ウルヴァリン』
2024年7月26日(金)公開
監督:ショーン・レヴィ
出演:ライアン・レイノルズ、ヒュー・ジャックマン
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

© MARVEL 2024

『ドライブアウェイ・ドールズ』

イーサン・コーエン初の単独監督で贈るガールズムービー

アカデミー賞4冠に輝いた『ノーカントリー』(2007)のイーサン・コーエンが初となる単独監督を務め、妻のトリシア・クックと共同で脚本・製作を手がける破天荒なガールズムービー。

日々の生活に行き詰まりを感じる女性二人が、気分転換のために車の配送(=ドライブアウェイ)をしながら旅行に出かけることに。しかし謎のスーツケースを巡ってギャングに追われ、予測不能なアメリカ縦断ドライブを繰り広げる羽目に!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)で注目を浴びたマーガレット・クアリーとジェラルディン・ヴィスワナサンの新進女優ふたりが主演を務め、ペドロ・パスカル、マット・デイモン、マイリー・サイラスら豪華キャストが脇を固める。

『ドライブアウェイ・ドールズ』
2024年6月7日(金)公開
監督: イーサン・コーエン
出演: マーガレット・クアリー、ジェラルディン・ヴィスワナサン
配給: パルコ ユニバーサル映画

©2023 Focus Features. LLC.

『ナイトスイム』

『M3GAN/ミーガン』製作陣の新作はプール付き物件が舞台

エクソシスト/信じる者』(2023)『透明人間』(2020)などのブラムハウス・プロダクションズと『ソウ』『死霊館』などを生んだジェームズ・ワンが『M3GAN/ミーガン』(2023)に続き、最恐タッグで放つ最新作。監督のブライス・マクガイアがロッド・ブラックハーストと共同で2014年に発表し絶賛された短編映画をベースに長編化。郊外のプール付き“ワケあり”物件を舞台に、引っ越してきた家族の恐怖を描く。

深夜、親に隠れて恋人を自宅のプールに誘った少女イジーは「マルコポーロ(アメリカでポピュラーなプール鬼ごっこ)」に興じるが、彼女の「もういいかい?」の呼びかけに、彼氏の反応が途絶える。そして静寂の中、すべての照明が消え、不気味な「もういいよ」の声が聞こえてくる…。

『ナイトスイム』
2024年6月7日(金)公開
監督:ブライス・マクガイア
出演:ワイアット・ラッセル、ケリー・コンドン
配給:東宝東和

© 2023 Universal Studios. All Rights Reserved.

『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』

『サイドウェイ』監督・主演コンビが再タッグ

アカデミー賞脚色賞を受賞し、日本でリメイクもされた『サイドウェイ』(2004)のアレクサンダー・ペイン監督とポール・ジアマッティの名コンビ再び!

1970年のニューイングランドにあるバートン校を舞台に、それぞれの事情で寮に残り、クリスマスと新年を過ごす孤独な3人。そんな“弾かれ者”が寄り添い小さな絆を築き上げていく物語。第96回アカデミー賞で作品賞、脚本賞、編集賞、主演男優賞、助演女優賞の5部門にノミネート。

主演のジアマッティが、古い価値観で教鞭をとる古代史の非常勤教師で、生徒からも教師たちからも嫌われているポール・ハナムを演じるほか、『ザ・ロストシティ』(2022)のダヴァイン・ジョイ・ランドルフ、映画初出演となるドミニク・セッサが共演。

『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ』
2024年6月21日(金)公開
監督:アレクサンダー・ペイン
出演:ポール・ジアマッティ、ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画

Seacia Pavao / © 2024 FOCUS FEATURES LLC.

『ザ・ウォッチャーズ』

奇才シャマラン監督の娘がホラー映画で監督デビュー

『シックス・センス』(1999)などの奇才M・ナイト・シャマラン監督の娘で、『オールド』(2021)などの製作に参加してきたイシャナ・ナイト・シャマランが長編初監督・脚本を務めるホラー映画。父シャマランもプロデューサーとして参加。

A・Mシャインが2021年に発表した同名ホラー小説を原作に、”謎の何か”に毎晩監視される女性の恐怖を描く。『イコライザー THE FINAL』(2023)のダコタ・ファニングが主演。

28歳のアーティストのミナは道中で車も携帯も故障し、地図にない森に迷い込んでしまう。そして避難したガラス張りの部屋の中に見知らぬ3人と共に閉じ込められ、未知の”監視者”に監視されることに。監視者とは何者なのか? そしてなぜ彼女たちは“監視”されるのか?

『ザ・ウォッチャーズ』
2024年6月21日(金)公開
監督:イシャナ・ナイト・シャマラン
出演:ダコタ・ファニング、ジョージナ・キャンベル
配給:ワーナー・ブラザース映画

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『クワイエット・プレイス:DAY1』

世界が“沈黙”した「1日目」に何が起きたのか?

突如出現した、“音”に反応しその全てに襲い掛かる“何か”に支配され崩壊した世界を舞台にしたサバイバル・ホラー「クワイエット・プレイス」シリーズ最新作。今度は時間を巻き戻し、世界が沈黙した日“DAY1”のニューヨークが舞台に。火球とともに襲来した“何か”によって絶望に覆われていく世界が描かれる。

主人公の女性役には『それでも夜は明ける』(2013)のオスカー女優ルピタ・ニョンゴ。彼女と共に“何か”の脅威から逃れることとなるキャラクターに「ストレンジャー・シングス」の注目俳優ジョセフ・クイン。『PIG/ピッグ』(2021)で注目された新鋭マイケル・サルノスキが監督を務め、前2作の監督ジョン・クラシンスキーが製作を務める。

『クワイエット・プレイス:DAY1』
2024年6月28日(金)公開
監督:マイケル・サルノスキ
出演:ルピタ・ニョンゴ、ジョセフ・クイン
配給:東和ピクチャーズ

Ⓒ2024 PARAMOUNT PICTURES

『怪盗グルーのミニオン超変身』

ヘアスタイルも表情もグルーそっくりなグルーJr.が誕生

2022年度興行ランキング洋画アニメNo.1に輝いた『ミニオンズ フィーバー』に続き、イルミネーションが贈る世界的アニメーションシリーズ「怪盗グルー」最新作。

幸せに暮らすグルーと妻のルーシー、そして3人の娘の一家に、ヘアスタイルも表情もグルーそっくりなグルーJr.が誕生。グルーにまったく好意を見せないグルーJr.が波乱を巻き起こす!? 邦題のミニオンの“超変身”とは何を意味しているのか?

ミニオンズの共同クリエイターで『怪盗グルーの月泥棒』(2010)のクリス・ルノーが監督を務め、イルミネーション創設者兼CEOのクリス・メレダンドリとブレット・ホフマンが製作を担当。日本語版声優としてグルー役の笑福亭鶴瓶とルーシー役の中島美嘉の続投も決定。

『怪盗グルーのミニオン超変身』
2024年7月19日(金)公開
監督:クリス・ルノー
声の出演:スティーヴ・カレル、クリステン・ウィグ
配給:東宝東和

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『インサイド・ヘッド2』

思春期を迎えた主人公の頭の中に“シンパイ”が出現

“頭の中の感情たち”の冒険を描き、第88回アカデミー賞長編アニメーション賞を受賞したディズニー&ピクサー映画『インサイド・ヘッド』(2015)の続編。US版特報は24時間で再生回数1億5700万回を突破し、すべてのピクサーとディズニー・アニメーション作品の史上最高の再生回数を記録した。 

思春期を迎えちょっぴり大人になった主人公の少女ライリー。ライリーの頭の中の感情たち、ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリは、ライリーが幸せに暮らせるように奮闘していたが、そこにオレンジ色の感情“シンパイ”が出現。ライリーの頭の中でどんな新たな騒動が巻き起こるのか? 共感必至の“思春期あるある”が詰まった感動の物語が始まる!

『インサイド・ヘッド2』
2024年8月1日(木)公開
監督:ケルシー・マン
声の出演:エイミー・ポーラー、フィリス・スミス
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン

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『フォールガイ』

『ブレット・トレイン』監督がライアン・ゴズリングとタッグ

ワイルド・スピード/スーパーコンボ』(2019)『ブレット・トレイン』(2022)などアクション映画の名手デヴィッド・リーチ監督が、自身の製作集団87ノース・プロダクションズを率いて贈る最新作。もともとスタントマンとして活躍していた監督がスタントマンを主人公に据え、あらゆるスタント技術を詰め込んだリアルなアクションを描く。『バービー』(2023)のライアン・ゴズリングが主演。

一線を退いていたスタントマンのコルトは、ひょんなことから元カノのジョディ(エミリー・ブラント)が監督を務めるハリウッドの撮影現場に舞い戻る。しかしその矢先、主演俳優トムの失踪事件が勃発。連れ戻してほしいという依頼を引き受けたコルトは思いもよらぬ事件に巻き込まれていく。

『フォールガイ』
2024年8月16日(金)公開
監督:デヴィッド・リーチ
出演:ライアン・ゴズリング、エミリー・ブラント
配給:東宝東和

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