「どうやって日韓戦に勝つんだ?」単調クロス連発の韓国に母国メディアが苦言! 中国撃破の大岩Jとの実力差を危惧「宿敵日本は優勝候補と証明した」【U-23アジア杯】

グループステージ第3戦の日韓戦に向けて、懸念が広がっているようだ。

U-23韓国代表は4月16日、パリ五輪アジア最終予選を兼ねたアジアカップのグループステージ初戦でUAEと対戦。スコアレスレスドローで終わるかと思われた90+4分、CKからイ・ヨンジュンがヘッド弾を叩き込み、1-0で勝利を収めた。

ただ、韓国のメディア『SPOTV NEWS』は翌17日、「これでどうやって日韓戦に勝つんだ?」と見出しを打ち、「内容は良くない」と指摘した。

同メディアは、直前で海外組3選手が招集不可になるなど懸念が小さくなかったなか、「韓国は70パーセントのボールを保持し、試合を通して主導権を握った。特にウインガーのオム・ジソンとSBのファン・ジェウォンを使ったサイド攻撃が鋭かった」と評価。そのうえで、こう課題を挙げている。

「しかし、サイド攻撃だけに集中した単調な攻撃を繰り広げた結果、90分間支配しても苦しい試合が続いた。サイドからクロスだけ上げる単純なパターンにUAEの守備陣は早く適応できた。UAEの守備がペナルティボックスの中に早く陣取っているので、クロスを上げても良い結果を出すのは容易ではなかった」

一方、同日の試合で、CBの西尾隆矢が17分で退場しながら、中国に1-0で勝利したライバルの日本について、こう評している。

【動画】西尾隆矢がまさかの一発レッド
「宿敵の日本は『オリンピックオールイン体制』で年齢別代表チームを運営してきた。アジア大会にイ・ガンインやチョン・ウヨンなど精鋭メンバーを招集した韓国とは異なり、一部は大学の選手など2軍を充て、代わりにオリンピック代表は欧州遠征で強豪との着実なスパーリングで“階級”を引き上げた。中国戦で17分に主戦CBが退場する厳しい状況の中でも、1-0で勝利を収め、今大会の優勝候補ということを証明した」

ともに白星スタートとなった、日韓は第3戦で激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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