5月末で閉館のセンチュリーロイヤルホテル 回転レストランで長年愛されてきた「スパゲッティセンチュリー風」など再現したレトルトに行列

5月に閉館する札幌市のホテルで長年、愛されてきた味を求めて、行列ができました。

17日午前、札幌駅前にあるセンチュリーロイヤルホテルのロビーにできた行列…。
並んでいた人たちのお目当ては、このホテルの回転レストランで開業当初から提供されてきた2つの商品です。


「20食分(5箱分)買いました。家族でよく使っていたので、記念日には。持って帰って家族でまた食べます」

1973年に開業したセンチュリーロイヤルホテルは、入居するビルの契約期間満了のため、5月末で閉館します。

「名物の味」を家庭でも気軽に楽しんでもらおうと、ホテルは2つの人気メニューをレトルト食品などとして17日、発売しました。

販売されたのは、みりんと醤油で仕上げたシンプルな味が魅力の「スパゲッティセンチュリー風」のソースと、ジャガイモや牛乳など北海道産食材をふんだんに使った「ヴィシソワーズ」の2つです。

横田蒼依記者
「なめらかでクリーミーでおいしいです」

5月に閉館するともう二度と食べることができない「思い出の味」を買い求めた人は…。

男性
「ホテルができた当時からずっと食べさせてもらっていた」

センチュリーロイヤルホテル 蝦名 訓さん
「いつまでもホテルでの楽しい思い出とともに『回転レストラン』の味を家庭で気軽に楽しんでほしい」

パッケージを組み合わせると、回転レストランがあるホテルの外観が再現される2つの商品。17日から数量限定でセンチュリーロイヤルホテル(完売)のほか、札幌市内のサツドラの一部店舗で販売されます。

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